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「糞」や「精子」の香りとは? 斬新すぎるコンセプトの香水が話題→実際に嗅いでみたら...

大久保 歩

大久保 歩

2021.05.04 17:00
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自然な身体の匂い、繁殖力、生命

特に人気な「セミナリス(精子)」

対応した広報担当者は、

「NOSE SHOPではこちらのブランド(オルトパリージ)を『香りの収穫祭』と題して紹介しております。 『ステルクス』や『セミナリス』はそれぞれ『糞』や『精子』を表現する一種の『アート作品』とも言えます」

と、教えてくれた。

なるほど、商品名だけを見ればぎょっとするが、あくまでアート作品なのだと思えば、納得できるかもしれない。

これらの香水を手掛けるのは、名だたるファッションブランドの香水を数々手掛けてきた調香師・アレッサンドロ・グアルティエーリ。

ノーズショップの担当者は、

「(オルトパリージの香水は)『多くの匂いを発する体の部位は、より多くの魂が集められている部分である。強い匂いが私たちにとって不快に感じられるのは、過剰に集められた剥き出しの魂が、わたしたちを一瞬にして文化的な生活から逸脱させてしまうほど、自身の原始の動物性を強く刺激するからだ』という調香師の主張から、私たちが慣れ親しんでいない自然な身体の匂いや自然の繁殖力や大地、生命といったものを再現したフレグランスです」

と説明する。さらに、

「単に心地よい香りを作ることだけがテーマではない、というユニークさを持っています」

と、強調した。

8種の中で特に人気があるのは、セミナリス(精子)だという。やはり、他にはなさそうな前衛的な香りを求める人が多いのだろうか。

「(お客さんが)店頭の商品説明にある『糞』や『精子』といったワードを目にされると、それぞれのタイトルにされた香りに本当に似ているのかとイメージされたり、『思っていたより●●な香り』などと反応は様々です。

ただ全体的に、香りが特徴的なことと濃度が高いこともあり、幅広く多くの方に好まれるというより、他にない特徴的な香りをお求めの方や、ブランドのコンセプトや作品を『面白い』と感じる方からの支持を得ているブランドという印象があります」

とのこと。

いわゆるマニア心をくすぐる香水と言っていいかもしれない。

「生命力を感じる」
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