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あの「伝説の味」がカップ麺で復活! マニアも「いつでも食べたい」と絶賛の甘く、辛く、濃いラー油蕎麦

オサーン

オサーン

2021.04.25 11:00

マニアと味わう「ご当地カップ麺」の世界

第五十四回 日清食品「虎ノ門 港屋 伝説のラー油蕎麦」 文・写真:オサーン

カップ麺ブロガーのオサーンです。「ご当地カップ麺」をレビューする連載の第五十四回目。今回は日清食品の「虎ノ門 港屋 伝説のラー油蕎麦」をレビューします。

「ラー油肉蕎麦」の元祖として知られる立ちそば店で、2019年に惜しまれつつも閉店してしまった「虎ノ門 港屋」の味を再現したカップ麺です。

日清食品「虎ノ門 港屋 伝説のラー油蕎麦」
日清食品「虎ノ門 港屋 伝説のラー油蕎麦」

元祖「ラー油肉蕎麦」の「港屋」の味を再現

「虎ノ門 港屋」は、東京・虎ノ門に2002年に創業し、ラー油を使ったメニューで人気を博した蕎麦店です。中でも、ラー油と肉をたっぷり入れた汁なしの「冷たい肉そば」は、「ラー油肉蕎麦」などと呼ばれて全国に知られるようになり、またたく間に大人気メニューとなりました。

お店は多くのファンがいた
お店は多くのファンがいた

行列のできるお店として、メディア等でも取り上げられ、ファンを公言する著名人も多く見られました。残念ながら2019年に閉店してしまいましたが、今回のようにカップ麺として復活が望まれるほど、現在でも伝説のお店として語り継がれています。

また、「ラー油肉蕎麦」の人気を受け、カップ麺でもこれまでに多くの商品が登場してきました。

ラー油肉蕎麦の影響を受けた多くのカップ麺
ラー油肉蕎麦の影響を受けた多くのカップ麺

特に東洋水産やエースコックが比較的早くから「ラー油肉蕎麦」に目をつけ始め、積極的に商品展開してきたイメージがあります。

東洋水産と日清食品から相次いで汁なし商品が発売
東洋水産と日清食品から相次いで汁なし商品が発売

ラー油肉蕎麦を再現したカップ麺は本家とは違い汁がある商品が多かったですが、2020年には「赤いきつねと緑のたぬき」や「日清のどん兵衛」から相次いで汁なしのラー油蕎麦が発売されました。

蕎麦ながら猛烈に濃厚な味で、甘く濃い醤油味のつゆに、ラー油の辛さや粒ごまの風味付けなど、カップ麺との相性抜群のジャンキーな味わいを楽しめました。

「港屋」のカップ麺も出ていた
「港屋」のカップ麺も出ていた

「港屋」のカップ麺も発売されていたことがありますが、以前は香ばしいラー油が主役の「鶏そば」だったのに対し、今回はラー油に加え、胡椒や和山椒、花椒が入ったオリジナルメニューとのことです。

内容物を確認

特製ラー油と具だくさん
特製ラー油と具だくさん

フタを開けると、「辛香る特製ラー油」と、かやくが入っています。パッケージには、今回の商品が辛口にあたる「辛さレベル3/5」と書かれており、結構辛そうです。ちなみに以前の「港屋」カップ麺は「辛さレベル1/5」だったので、今回だいぶ辛さがパワーアップしていそう。

他には、チャーシューチップとネギがたくさん入っており、具だくさんぶりが際立っています。両者の影に隠れて粒ごまもたくさん入っている模様。

甘濃い醤油味のつゆにラー油のインパクト!

「港屋」カップ麺完成
「港屋」カップ麺完成

食べてみると、かつおだしを強く効かせた醤油味のつゆで、ガツンとくるかつお、そして濃い醤油の味がバトルしています。

和食だと穏やかに調和するイメージですが、調和なんてやさしいものではなく、両者が刃を交え、「攻撃が最大の防御」の姿勢でぶつかりあっていました。

さらに、この味に甘みも加わります。そばのかえしの中には甘いものも多いですが、今回はそのレベルではなく甘いです。かつお、醤油、そして甘みが強く主張しあい、三すくみの三国志状態。がっぷり四つです。

表面のラー油や粒ごま
表面のラー油や粒ごま

味が強いのはつゆだけではありません。別添の「辛香る特製ラー油」を入れることで、結構派手に辛くなります。筆者は一口目を誤って気管に入れてしまったのですが、いやぁむせる咳き込むで大変なことに。激辛とまでは言いませんが、辛いものが苦手な人は要注意レベルで力強いです。

さらに、粒ごまや、花椒、山椒などといった香りものも充実しており、それぞれにガンガン主張してきます。特に粒ごまはラー油の焙煎ごま風味と結託し、これだけ濃いつゆの中で確固たるごま派閥を形成し、香ばしさが目立っていました。味も香りも良い意味で大渋滞です。

麺も具も主張が強い!

太めでストレート形状のお蕎麦
太めでストレート形状のお蕎麦

麺は、太めでストレート形状の油揚げ麺のお蕎麦。日清食品は「どん兵衛」などでもストレート形状の麺を用いていて、他社が使う縮れ麺とは一線を画しています。縮れ麺だとカップ麺らしさが、ストレート麺だと本格感がそれぞれ強調されるように思います。今回の麺は「どん兵衛」に比べるとひとまわり太め。

合わせるつゆが猛烈に濃いですが、麺が太いことで、つゆとあわせてもお蕎麦の香りがある程度しっかり感じられ、お蕎麦らしさをしっかり出せていたのは良かったです。

チャーシューチップ(?)とネギがたくさん入っている
チャーシューチップ(?)とネギがたくさん入っている

具は、チップ状のチャーシューやネギ、そして粒ごまがたくさん入っています。

今回の一杯は「ラー油蕎麦」で、「ラー油肉蕎麦」とは乗っていませんが、これだけチャーシューがたくさん入っていれば「ラー油肉蕎麦」と名乗っても良さそうなところ。

でも実はこのチャーシューチップ、豚肉じゃなくて大豆由来。最近、大豆ミートが流行りですが、カップ麺では流行る前から大豆ミートが用いられてきました。

カップ麺生活を生業とする筆者としても食べ慣れているはずなのですが、今回は普通に肉だと思って食べていました。どんどん巧妙になっていきますね!

カップ麺でも「港屋」の味を継承し続けて欲しい

すでに閉店した「虎ノ門 港屋」の味を再現したカップ麺でしたが、最近は東京・大手町に「港屋2」、六本木に「港屋3」という「港屋」の名と意志を継いだお店が登場するとともに、ラー油肉蕎麦の味を継承しているお店も増えてきています。

その流れに沿い、カップ麺でも「港屋」の味を継承し続けてくれると良いですね。こんなおいしい商品はいつでも食べたいです。

筆者:オサーン

カップ麺ブロガー。十数年前に出会った「日清麺職人」のおいしさに感激したことがきっかけでブログを開設。「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」で毎週発売される新商品を食べて毎日レビューしています。豚骨スープとノンフライ麺の組み合わせがお気に入りですが、実はスープにごはんを入れて食べるのが最も至福の時です。 Twitter(@ossern)
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