光を当てると「お城」が出現 4歳の男の子が生み出したレゴ作品の奇跡的な美しさ
「本当に幸せな瞬間でした」
話題になっているのは、ドイツ・デュッセルドルフ在住のピアニストである富田 珠里(@shuritomita)さんが2021年4月13日に投稿した写真。Jタウンネット記者は19日、投稿主の富田さんに取材した。
富田さんの息子さんは4歳。ドイツで生まれて、1年半前から現地の幼稚園に通っているそうだ。
生後8ヶ月の時からすでにレゴを触っていたという。
「主人がレゴやキュボロ(溝や穴のある立方体を組み合わせてビー玉を転がすブロック玩具)などが好きでよく一緒に遊んでいました。2歳以降からかなり複雑なレゴの作品を作っては、よく見せてくれたりしていました」(富田さん)
今回の作品も13日の夜、息子さんが自宅で、一人で作っていたもの。「おうち」を作ろうとしていたそうだ。
「作った時間は、夕飯後30分くらいだったと思います。いつも寝る前に少し遊ぶのですが、当時は次男と主人が先に眠っており、一人でゆっくりLEGOを作る時間が持てていました。
一人で静かに集中して作れた、というのも、あの作品ができた理由の一つかもしれません」(富田さん)
ただ、浮かび上がった「影」については、「4歳で影の原理をまだわかっておりませんので、偶然にできたものだと思います」。
「作成後、色々な偶然が重なって、あのような影のお城が浮かび上がってきたという、偶然の産物だと思います。レゴを作った場所、ライトの角度、ライトの強さなど、全ての偶然が重なったと言えると思います」
とのこと。さすがに計算して設計したわけではないようだが、偶然だとしても見事な作品には違いない。
完成したレゴを見た際の感想として、富田さんは、
「おうちを作ったはずだったのに、影がお城に見えたり汽車に見えたり、不思議な体験をしたと思っています。あの影に気がつけたのも、私と長男だけの静かな時を過ごしていたからかなと思いますし、私も息子と一緒にあの夢のような影に出会えて、本当に幸せな瞬間でした」
と述べた。
また、ツイッターでの反響については、
「何気ない一枚としてアップしたので、非常に驚いています。息子には、Twitterでみなさんにみていただいたことは伝えてはいませんが、これからも楽しく純粋にレゴを楽しんでいってもらえたらと思っています」
とコメントしている。