「未来」がやってきてる...! 映像が空中に浮く最先端ディスプレイに反響→どういう仕組み?開発元に聞いた
大手町駅に、見たこともないディスプレイがある......そんな投稿がツイッターで話題だ。
有名な金融機関のロゴが映し出されているが、モニターに映るのではなく空中に浮いているように見える。まさに最先端の広告という感じで、目を引くことは間違いない。
これは、大手町タワー「OOTEMORI」(東京都千代田区)内に設置されている、「3D Phantom」。Life is Style(渋谷区)によって企画・開発された、3Dホログラムディスプレイだ。
2021年4月5日~4月30日の期間、「3Dホログラムサイネージでの映像配信と人流データを用いた広告媒体価値の定量化」の実証実験として置かれている。
Jタウンネット記者は9日、Life is Style社の執行役員・田中幸一郎さんを取材した。
「本物を見て」
「『3D Phantom』は、LED光源がついた4本のブレードを高速回転させ、光の残像によって映像を映し出す、ホログラムディスプレイです。日本国内の特許も取りました」
と、田中さんは説明する。
3D Phantomによる3D映像はVRやARの専用ヘッドセット(メガネ)が必要ないため、浮いているような不思議な魅力で、人々の視線をくぎづけにするそうだ。
「OOTEMORIでも、3D Phantomを見かけて写真を撮っている人たちがたくさんいます」
と田中さん。さらに、
「写真だと3D映像をはめこんだように見えるかもしれないんですが......ぜひ本物を見ていただきたいですね」
と、強調した。
どうやら、本物のほうがより、映像が空中に浮いている感じを味わえるようだ。
3D Phantomの写真を投稿したユーザーのリプライ欄でも、
「かっけぇ」
「不思議 触ってみたいね」
「ファンの羽状のところに映し出してるやつでは?」
など、みなさん興味しんしんな様子。
通勤途中などに見かけたら、ぜひその近未来感を体感してみてほしい。