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茨城に「あの空き地」が爆誕していた 所有者「コロナ禍の子供たちに、笑顔になってほしい」

井上 慧果

井上 慧果

2021.03.31 17:00
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日本人なら誰もが知るあの国民的人気アニメで、主人公たちが集まっているあの「空き地」。

土管が3本、ピラミッド型に積まれたあの場所に、子供の頃憧れていたという人も多いだろう。

あの空き地が、茨城県で発見されたとツイッターで話題になった。

芝生に土管......。誰もが一度は見たことがあるあのアニメの空き地そのままだ。

そこにどこでもドア風のピンクの扉が置かれていることで、いっそうアニメの世界の中に入り込んでしまったかのような気持ちになる。

子供はもちろん、大人でもワクワクする光景だ。

この空き地について、ツイッターでは

「何これ行きたい」
「日本人の心はこれを求めている」
「どこでもドアは実在したんだ」
「この隣の家に住んだら、野球ボール飛んでくるかなぁ」
「どら焼き買って行けばいい感じになるんですね!」

といった反応が寄せられている。

子供たちの笑顔のために

Jタウンネット記者が25日、この空き地についてツイッターに投稿したユーザーに話を聞いた。

「仕事中移動時発見。運転中に3度見するほど驚き停車。徒歩で近づき超感動」

とそのときの感想を述べた投稿者。

この場所について

「すぐ近所にある水屋さんが施工設置。普段はドッグランとして利用してるそうです。
電話で確認し撮影も利用も自由に使っていいとのことでSNSにアップしました」

と教えてくれた。

そこで記者は、設置施工したというリフォーム会社の「水屋」(茨城県ひたちなか市)を取材し、この空き地について詳しい話を聞いた。

水屋の高橋詠二代表によれば、この空き地が完成したのは21年1月。

「工事は去年の10月くらいから始めておりますが、当社の仕事のあいた時にしかできませんので、結構時間がかかってしまいました」(高橋代表)

なぜ、あの「空き地」を作ろうと思ったのだろうか。

高橋代表によると、昨年秋に「空き地」の土地を買わないか、という話が持ち上がった。自宅付近のため、「色々と使い道はある」と考えて購入することに。

「新型コロナウイルスの影響で、子供達が遠足が中止になったり、運動会が中止になったり、自粛で外にも遊びにいけなかったり、公園で遊んでた子供が注意されたり、そんな話を聞くたびに何か子供達が笑顔になる事がないかと考えていました。 そんなとき、あのアニメの映画版を観て、あそこに『空き地』を作ろうと思いました」(高橋代表)

昔は、「空き地」がいっぱいあった

高橋代表は、

「私も46歳になりますが、子供の頃からあのアニメを見て育った世代です。

私が小学生の頃は近所にあのような空き地は結構沢山あったと記憶しておりますが、最近は空き地で子供達が遊べるような所は皆無です。
その様な思いから現在の空き地ができた次第です」

とも明かす。

確かに、平成生まれの筆者にも、子供の頃、近所に空き地があった記憶はない。あくまでアニメの中にだけある架空の場所、といった感覚だった。そう考えると今の時代にこの空き地で遊べる子供たちは幸せだ......。

この空き地がツイッターで話題となったことは、

「つい2、3日前に大洗駅で貸し出してるレンタル自転車で空き地を見に来た方にお会いしましたので、お話をうかがったところ名古屋から来たとの事だったので、何故この空き地をご存知なのですか?と聞いたらツイッターで知ったとの事で、そこで初めて知りました」

とのこと。ツイッターをやっていないという高橋代表は、どのように話題になっているのかは存じ上げませんが、とした上で

「この空き地に興味をもって、ここで子供を遊ばせたい、ここで写真を撮りたいとか、そういった方には喜んで使って頂きたいですね。
特にこの空き地を見て、子供達が笑顔になるのなら1番です」

とコメントした。

(編集部追記:3月31日22時55分に内容の一部を修正・追記しました)

(編集部追記:4月1日18時30分、記事初出時の画像提供者がツイートを削除したため記事中の写真も削除しました)

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