「おもいつかないどうしよう。」 小学校1年生の書いた作文が「すごい才能」「本当に秀逸」
読後感までパーフェクト
題名はシンプルに、「どうしよう」。冒頭は次のように始まる。
「きょうは学校でさく文かきます。おもいつかないどうしよう。みんなかいてる。わたしは、どうかな。かいてない。
『先生たすけて、おねがいね。』たすけてくれないどうしよう。ほかにかいていない人いるかなあ」(一部抜粋。原文ママ)
直後の「かんがえていないのにあたまがいたい」という一文には、面白い表現をほめる意味で、先生によって赤線が引かれている。
「『どうしよう』、もういっしょうさく文かいたくないよ。(中略)あと、五ふんでおわっちゃう。あ、そうだ。いまの気もちをさく文にかこう」(一部抜粋。原文ママ)
ナイスアイデアだ。題名にもなっている「どうしよう」というフレーズがかぎかっこで強調されているあたりも、娘さんの工夫が感じられる。
その後の、
「『どうしよう。』『はああ。』さいあくだ。とわたしは、こころの中でつぶやきました。 『どうしよう』、の気もちが、こころの中にいっぱいだよ。
『おねがいかみさまこううんを。』
よし、がんばってかくぞ。さく文を」(一部抜粋。原文ママ)
という箇所は、親のぐでちちさんも特にお気に入りだそう。
「『どうしよう』『どうしよう』の畳み掛けるリズムのあとに、そのセリフ(「おねがいかみさまこううんを」)がくるところ、我が娘ながらテンポの良さと焦りが一致していて感動すら覚えました」
とのことだ。
そして、最後は次のように終わる。
「さく文ってこんなにむずかしいものなんだなあ。ともだちにアドバイスもらったよ。そうするとともだちいった。 どうしようってかんがえてるなら、だい名は、どうしようでいいんじゃないかなぁ。」(原文ママ)
おみごと。これ以上ない読後感だ。
この作文についてリプライ欄では、
「この子すごい才能だと思いました。自分の感情をこんなに細かく書いて状況も克明に。読み手までドキドキハラハラしてきます。すごい」
「なんにも思い付かないことを、こんなに素敵に表現できるなんてものすごい才能ですよね」
「臨場感のある作文、且つ誰もが経験したことのあるこの焦りをよくぞ文字に落としてくれました。こういう一風嗜好の異なる作文は狙って書くものであって、小一で思い付けるのは本当に秀逸です」
など、小学1年生と思えない文才を称える声が多く集まっている。
投稿者のぐでちちさんも「親の僕は爆笑した」とツイートしているが、娘さんは普段から作文が得意なのだろうか。
Jタウンネット編集部は24日、ぐでちちさんに改めて詳しい話を聞いた。