これは一体、何の動物...? 製作途中で諦められた「羊毛フェルト」作品の哀愁がすごい
羊毛を使って動物などをモチーフにしたアクセサリーやブローチを作る「羊毛フェルト」をご存じだろうか。
手芸の一種で、作り方の解説本が出版されるなど、愛好家も多いようだ。
上手く完成させられればふわふわで可愛らしい仕上がりになるが、そうでなければ......。
今回、そんな「上手く完成させられなかった」羊毛フェルトの作品が「哀愁が漂っている」と、ツイッターで話題になっている。それが、こちらだ。
こちらの羊毛フェルト、皆さんは何の動物かわかるだろうか?
使われているのは、灰色と白色の羊毛だろうか。フラミンゴのような一本足に、つぶらな瞳。目の下あたりから突き出しているのはクチバシのようにも見える。
おそらくは何かの鳥類だと思われるが......。
正解は、ハシビロコウというペリカン目に属する鳥だ。
本来の完成予想図は上の写真の通りで、後頭部の寝ぐせのような羽など、本物のハシビロコウの特徴が再現されている。足もしっかりと二本足だ。本当ならこうなるはずだったのだが......。
残念ながら完成までたどり着かなかった羊毛フェルトの写真に対し、ツイッター上では、
「哀愁漂うハシビロコウさん(予定)...」
「なにかに寄りかかってないと立てないの好き」
「大爆笑しましたwでもこれはこれで可愛い」
といった声が寄せられている。
すまないと思っている
話題になっているのは、ツイッターユーザーの月居るあ(@Rua_0020)さんが2021年3月15日に投稿した画像。Jタウンネット記者は21日、投稿主の月居るあさんに取材した。
月居るあさんによると、写真にある羊毛フェルトキットは、手芸用品などを扱う販売サイトで購入したもの。友人と一緒に羊毛フェルトをやろうという話になって購入したもので、ハシビロコウ(未完成)は15日に生み出された。
「実際に購入したのはもう半年以上前になるのですが、前回作った子(作品)たちを見たフォロワーに前々からやって欲しいと言われていて、今回ようやく重い腰を上げた感じですね」(月居るあさん)
しかし、実際に作ってみると全然上手くいかなかった。
本来はもっと根気強くニードルを刺して小さくまとめ、足も2本で羽にも模様を付けなければいけなかったのだが、「工程の多さと難易度に負けました」とのことだ。
改めてこちらのハシビロコウを見て、月居るあさんは、
「(上手く仕上げられなかった原因は)製作者が飽き性な事ですかね。『ごめんね』の一言です」
と感想を述べた。
ツイッターでの反響について、月居るあさんは、
「多くのツイッターユーザーから『好き』の言葉やこの子に元気を貰ったという声も沢山頂いて嬉しい限りです。これからも羊毛フェルトを楽しんで作りたいと思います」
とコメントしている。