名古屋城の「金シャチ」、空を舞う 貴重なシーン捉えた写真に「ルパンの仕業か?」
どうやって取り外したの?
名古屋城の金のシャチホコは、「疫病退散と復興への道に導くシンボル」として、実に16年ぶりに地上におろされたそう。
過去に名古屋城の「金シャチ」が地上に降臨し、展示されたのは2回。
1度目は天守閣の再建25周年を記念した1984年。2度目は愛知万博が行われた2005年。
そのどちらも城内での展示だったが、今回は城外でも3か月ほどで展示される。これは、初代シャチホコも含めて約150年ぶりだという。
そんな貴重な展示会のために宙を舞うこととなった金シャチだが、いったいどのように取り外され、そして、再び設置されるのだろうか......。
気になった記者は、9日、名古屋城金シャチ特別展覧実行委員会を取材し、その詳細を尋ねた。
しかし、委員会からは残念ながら
「申し訳ございませんが、金シャチの取り外しや設置についての詳細はお伝えすることができない」
との回答が。
その代わりに、8日朝に金シャチを取り外した際の動画を提供してもらった。
当日の模様がこちらだ。



なんとも珍しい、金シャチの取り外しシーン。
実に鮮やかな運搬だった。曇り空の下でも、金ぴかに輝くシャチホコは眩しいほどだ。
なおこの金シャチは、3月20日から4月2日までは名古屋城名古屋城二之丸広場で、4月6日には、「道の駅 木曽福島」(木曽町)、「道の駅 賤母」(中津川市)で、そして10日から7月11日までは「名古屋城金シャチ特別展覧」として「ミツコシマエ ヒロバス」(名古屋市)で展示される。
金シャチを間近で見られる貴重な機会。興味のある方はぜひ、行ってみてはいかがだろうか。