「胎児の育ち方を調べるには?」→「実験してみる」 小学生がテストに書いた答えが話題
理科のテストで思わぬ珍回答......そんな投稿が、ツイッターで話題になっている。
それは実験してはいかん pic.twitter.com/WTqaUBKXut
— KK⚡️仙台五朗 (@ediok_koide) March 10, 2021
こちらは、ツイッターユーザーのKK 仙台五朗さん(@ediok_koide)が、2021年3月10日に投稿したもの。
「胎児の育ち方を調べる方法を、<例>のほかに2つ書きましょう」という問題に、
「実験をしてみる」
と回答し、×に。その答案の写真といっしょに、投稿者の「それは実験してはいかん」というツッコミが添えられている。
この、吹き出してしまいそうな投稿に、リプライ欄では
「試験管ベイビー....」
「水35ℓ、炭素20kg、アンモニア4ℓ、石灰1.5kg、リン800g、塩分250g、硝石100g。イオウ80g、フッ素7.5g、鉄5g、ケイ素3g、その他少量の15の元素
この素材が揃えば実験(錬金術)できるよ!」
「もう随分長いこと実験してないわ〜(遠い目)」
などの声が寄せられている。
これらの反応を、KK 仙台五朗さんは
「コメントを見てると、反応がおおよそ3つあるのおもしろい
①科学的には◯だが倫理的に× ②正解が何なのかわからん ③らめえぇ」
と、総括しているが......。
いったい、答案を書いた人はどのように考えて「実験をしてみる」という回答に至ったのだろう。
15日、Jタウンネット編集部は投稿者のKK 仙台五朗さんに詳しい話を聞いた。
「大人への宿題だと思っております」

KK 仙台五朗さんによると、画像の答案は小学5年生(女子)である家族のものだそう。
回答の理由については、
「思いつきで書いたようで、深い考えがあってのことではないようです」
とのことだ。
KK仙台五朗さんだったらどのように回答するか尋ねると、
「『先生に聞く』でしょうか。。」
と、少し悩みながらも答えてくれた。
投稿への反響の大きさについては、
「反響が大きく、いろいろな意見を頂戴して驚いています。
その中で、『実験は科学の方法なのだからこれは正解だ』という趣旨の意見をたくさん頂きましたが、生命倫理という難問について子どもにどう教えていくか、大人への宿題だと思っております」
と、コメントした。
生命倫理――人のいのちに関する実験を行うことの是非――については、正解がない分、子供にわかりやすく教えるのは骨が折れそうだ。今回の答案は、なにげないオモシロ回答に見えて深い洞察が必要とされる、名回答かもしれない。