「混雑した新幹線車内、雑誌を投げ『席取り』。友達も呼びフルリクライニングで『宴会』を始めました...」(東京都・50代男性)
「いきなり雑誌が小生の脇から、飛んできました」
このたびは小生の新幹線内の苦い思い出についてお話させていただきます。
かなり前の話になりますが、その日は週末の夕刻ということもあり、車内もかなり混んでいました。
通路にも立っている方が多かったように思います。
小生は京都からの乗車だったのですが...。
通路もスムーズに行き来出来ないほど混雑していたため、車両の真ん中あたりで立って乗車していました。
名古屋に到着する間際のことでした。小生の立っている横2列の乗客が2人とも下車の準備を始めました。
「やれやれ、少しは座っていけるな...」
そう思った小生は、席が空くのを待っていました。
すると、いきなり雑誌が小生の脇から、飛んできました。
雑誌を投げたのは、私から少し離れた場所に立っていた、いかにも新人社員とおぼしき20代前半ぐらいの青年でした。
小生は、横の座席に半分ほど体を入れていたのですが...。急な出来事に、しばらく固まっていると、
「あっちの席、空いてますよ」
とその青年。そして彼は自分の仲間らしき男性を指さし、呼び寄せました。
なるほど。青年らは、小生が座ろうと思った席に、横並びに座りたかったのでしょうね。
小生は、
「まあ、座れるのだから良いだろう」
と思い、黙ってその仲間の青年が座っている席に行きました。