「混雑した新幹線車内、雑誌を投げ『席取り』。友達も呼びフルリクライニングで『宴会』を始めました...」(東京都・50代男性)
新幹線の車両内で、非常識な客に出会ったことはないだろうか。
今のご時世、マスクを付けずに泥酔して大騒ぎ...なんてことは「論外」だとする。でも、「隣人のタイピング音がうるさい」「声かけもせずフルでリクライニングしてきた...」など、注意するにもしきれないケースってあるだろう。
小生は青年に雑誌で「席取り」されました――。東京都在住のK夫さん(50代男性、仮名)は、自身の「苦い思い出」を打ち明ける。
これから紹介するのは、Jタウンネット編集部宛に彼がメールで綴ったエピソード。「あっちの席、空いてますよ」と、席取りした青年に告げられ、K夫さんが向かった先にあったモノとは。
やるせなさが滲み出る、彼の体験談を覗いてみよう。
「いきなり雑誌が小生の脇から、飛んできました」
このたびは小生の新幹線内の苦い思い出についてお話させていただきます。
かなり前の話になりますが、その日は週末の夕刻ということもあり、車内もかなり混んでいました。
通路にも立っている方が多かったように思います。
小生は京都からの乗車だったのですが...。
通路もスムーズに行き来出来ないほど混雑していたため、車両の真ん中あたりで立って乗車していました。
名古屋に到着する間際のことでした。小生の立っている横2列の乗客が2人とも下車の準備を始めました。
「やれやれ、少しは座っていけるな...」
そう思った小生は、席が空くのを待っていました。
すると、いきなり雑誌が小生の脇から、飛んできました。
雑誌を投げたのは、私から少し離れた場所に立っていた、いかにも新人社員とおぼしき20代前半ぐらいの青年でした。
小生は、横の座席に半分ほど体を入れていたのですが...。急な出来事に、しばらく固まっていると、
「あっちの席、空いてますよ」
とその青年。そして彼は自分の仲間らしき男性を指さし、呼び寄せました。
なるほど。青年らは、小生が座ろうと思った席に、横並びに座りたかったのでしょうね。
小生は、
「まあ、座れるのだから良いだろう」
と思い、黙ってその仲間の青年が座っている席に行きました。
譲ってくれた席の雑誌フォルダに大量の新聞紙が放置
ここでも、びっくりですよ。座席前のマガジンフォルダーに山のような新聞紙があるではありませんか。
席を移った青年は、それを放置したまま、小生が座るつもりだった席に移っていきました。
あまりにも、非常識なこの態度に小生は、あきれるばかりで声も出ませんでした。
その席の横には中年の男性がいましたが、あきれて何度も振り返って青年たちを見ていましたよ。
当の本人は、どこふく風か、一緒に座れたことの喜びに満ちた笑顔をしていました。
新横浜で下車した小生は、後から座られる方のために、その山のような新聞を抱えてホームのゴミ箱に捨てました。
走り去る新幹線からは、その青年たちがリクライニングをフルに倒してビール片手に談笑している姿がチラリ。そんな青年らを乗せたまま、走り去って行きました。
自分の部下だったら、こんこんと説教をするところです。
ですが、そんなことをしたら今度はパワハラだと訴えられるのでしょうね。なんかやるせない思いです。
新幹線で出会った「迷惑な客」いませんか?
新幹線内でイラっと、モヤっとしたことがある人はいるだろうか。そんな体験談をJタウンネットでは募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的なエピソード(どんなことにイラッとしたのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。