「新幹線でリクライニングシートを戻さない子ども。声をかけると『何言ってんの?』と言ってるような顔を向けてきて...」(静岡県・50代男性)
「座った途端に、ズズズっとシートをフルリクライニング状態に」→飲みかけのビールが...
新幹線での「迷惑行為」について、お話します。
翌日に福岡県・小倉で仕事を控えていた私が、新幹線に乗車した時のことです。
あの日、一仕事終えた私は博多行きの最終「のぞみ」に名古屋で乗り換えました。
3列シートの窓側席に座ったんです。仕事の疲れからか、うとうとしていると、列車は大阪に到着。
そこで、私の前列3席に乗り込んできたのは、40代くらいの母親と14、5歳くらいの男子が2人。同じ顔、同じ背格好だったから双子だと思います。
問題だったのは、その「双子」。座った途端に、ズズズっとシートをフルリクライニング状態にしたんです。
シートが後ろに倒れるのと同時に、私のテーブルに載っていた飲みかけのビールは落ちそうになりました。間一髪でキャッチできましたが...。私の隣に座っていた男性乗客2人組も、その一部始終を見ていて、苦笑していました。
その後息苦しさを我慢していると、最終「のぞみ」から「まもなく小倉」とのアナウンス。
降りようと立ち上がった私。隣席の2人組は、一応足を引き、私が通れるスペースを作ってくれたつもりらしい。終電だし、立たせるのも気が引けました。
そして前列の、例の親子3人も降りるのか、立ち上がりました。
しかし、です。一向に、フルリクライニング状態になったシートを戻そうとしないんです。
私は両手に出張用の荷物もあって、通路に出ようにも狭すぎて、外に降りられません。
どうにもこうにもならないので意を決し、前列の子どもに、
「これでは降りられないのでシートを元に戻してくれませんか?」
と伝えました。