ホンモノのネジにしか見えない...! クオリティの高すぎる「鉛筆彫刻」に驚きの声
小学生の頃、鉛筆の芯をやたら鋭く削って遊んでいた、という人はきっと少なくないだろう。
身近なものを加工して遊ぶという体験は、誰しもが子供のころに通る道のはずだ。
今回、そんな鉛筆遊びの究極系とでも言うべき作品が、ツイッターで話題になっている。それが、こちらだ。
写真に映っているのは、一本の鉛筆。しかし、その先端にはなぜか小さなネジが突き刺さっている。
いや、違う。実はこちら、鉛筆の先端にネジが突き刺さっているわけではなく、芯を削ってネジの形にしているのだ!
均等な幅で並んだねじ山で出来たらせんといい、ドライバーを差し込むための十字型の凹み具合といい、ピカピカの光沢といい、どう見ても本物のネジにしか見えない。
す、すごい。もはや「鉛筆削り」の域を軽く超えている。
本物のネジそっくりのこちらの鉛筆に対し、ツイッター上では、
「鉛筆にネジ突っ込んであるようにしか見えん・・・」
「細かな部分まで磨いてるところが凄いです!!」
「鉛筆の芯がアートになるなんて!」
といった声が寄せられている。
鉛筆を削って作る「鉛筆彫刻」の一作
話題になっているのは、ツイッターユーザーのシロイ(@shiroi003)さんが2021年3月2日に投稿した画像だ。Jタウンネット編集部は4日、投稿主のシロイさんに詳しい話を聞いた。
新潟県で「鉛筆彫刻」を制作し、作品をSNSなどで公開する活動を行っているというシロイさん。ネジそっくりの鉛筆彫刻を完成させたのは3月1日のことだ。
「ホームセンターでアイディア探しをしていましたらネジが目についたのがきっかけですね」
と、発想のいきさつを説明した。
作り方としては、まず鉛筆の芯をむき出しにし、次にネジの頭を成形して「+」を彫り込んだあと、最後にネジ山の部分の成形をする、という流れとのことだ。制作に使用した工具は、カッター、デザインナイフ、ヤスリ、針、マイナスドライバーなどだという。
「ネジ山は成形していくと中心部分が段々と細くなっていきます。だからといって彫り込みが少ないとネジとしての印象が弱くなります。なのでシンプルに『折れない』ことに注意して作りましたね」(シロイさん)
実際に完成した同作品について、シロイさんは「『ネジ』は以前何度か挑戦して失敗しているので、完成品を見ると自分の成長が少し見えるので嬉しいです」と感想を述べた。
また、ツイッターでの反響については、
「まず多くの反響が来たことに素直に驚いております。そして作り手として多くの人に見ていただけて嬉しい限りです。
『鉛筆にネジを突っ込んだと思った』というご意見も多く、実は私もそのような表現が鉛筆でできたら面白いかなと思いながら作りましたのでニヤリとしております」
とコメントしている。