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これは青森らしい! とあるTwitterユーザーが考えた「新県章案」に反響

松葉 純一

松葉 純一

2021.02.25 20:00
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読者の皆様は、地元の県章、よくご存じですよね?(「えー?」と、首をひねる人がいるかもしれないが......)

県章は、日本の各都道府県を象徴するシンボルマークの総称だ。その土地の風土・歴史・文化などが象徴的に表現されている例が多い。

そんな県章に関して、2021年2月23日、次のようなツイートが投稿され、話題になっている。

画像は、下北半島と津軽半島が突き出した真ん中にりんごがデザインされた、なんだか斬新なデザインだ。「青森県の新しい県章案」というコメントが添えられている。

このツイートには、6万3000件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ(2月23日昼現在)。

この県章案には、いったいどんな意図が......? Jタウンネット記者は、投稿主の小動物を愛するしんさん(@aphros67)に聞いてみた。

「陸奥湾がりんごっぽく見えたので」

小動物を愛するしんさん(@aphros67)のツイートより
小動物を愛するしんさん(@aphros67)のツイートより

ずばり「新県章案」の意図について聞くと......

「青森、静岡、鹿児島が地形デザインであることを知りました。青森県章をみていたらちょうど陸奥湾がりんごっぽく見えたので、そのようにデザインしてみました」

と、投稿主・小動物を愛するしんさんは答えた。ちなみに、青森県出身、というわけではないそうだ。

47都道県の県章を仔細に見ていくと、青森県は下北半島と津軽半島が大きく突き出た形、鹿児島県は薩摩半島と大隅半島の間に桜島があるような形になっている。特徴的な地形をデザインに取り入れた、シンプルで分かりやすい県章だ。

都道府県章一覧(Pqks758さん作成、Wikimedia Commonsより)
都道府県章一覧(Pqks758さん作成、Wikimedia Commonsより)

しんさんがデザインした青森県の「新県章案」には、どんなこだわりがあるのだろう?

「他県は、カタカナ・ひらがな意匠が多いので、もうすこし地域性を出せればいいんじゃないかなと思いました。 青森は他にも色々とモチーフはあると思いますが、あまりこだわるとつまらなくなるので......」

シンプルなほど美しい、ということだろう。

県章案の制作時間は、4~5分だったという。「それほど苦労はなかった」というが、「某巨大IT企業のロゴに似ないようにしました。葉っぱの角度とか」と、付け加えた。

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「青森県民ですけどこれいいですね」
「いいけど、りんごから脱却した方がいいのでは?愛する郷里よ」
「iPhone生産されてそう」
「おれの故郷、夏泊半島が犠牲になった」
「ホタテもいれていただけると......」

ツイッターへの数多くの反応の中で、印象的だったものを聞いたところ、しんさんはこう答えた。

「印象的なのは夏泊半島への反応と(結構多かった)、南部地域や漁業関係への配慮不足ではないかという反応、あとは巨大IT企業ロゴのお話でした(笑)」

夏泊半島とは陸奥湾に突き出た半島。しんさんの案では、リンゴのお尻部分にあたるところで、ほとんど平坦になっている。

ちなみにJタウンネットは、2019年8月2日、「県章がカッコいい都道府県ランキング 3位「愛媛」2位「京都」、1位に輝いたのは...」という記事を掲載した。

県章に関心を持たれた読者は、この機会に、ご一読いただくのもアリかもしれない。

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