「指定席を占領してマックをドカ食いするおじさん。私の席だと伝えたら、まさかの行動に...」(愛知県・50代男性)
新幹線の車内で迷惑な客に出会うと、気分は最悪だ。
なにせ区間ごとの距離が長くて、途中下車が難しい。
こんな状況で、座席のまわりに騒がしい団体客や断りもなくシートを倒す人などがいたら、たまったものじゃない(どれもこれも、筆者は体験あります...)。
みなさんも新幹線のほかの客に対してモヤモヤしたこと、一度くらいはあるだろう。
そんな新幹線でのモヤモヤ体験談をJタウンネットが募集したところ、読者から何十通もの投稿が寄せられた。
今回紹介するのは、自分の席なのに他人が...という、指定席の「所有権」をめぐるトラブル。愛知県在住のUさん(50代男性・仮名)は、2席分使ってハンバーガーをドカ食いしていたサラリーマンに不満を漏らした。
私の席なんですけど...→「ほれっ」と横に座れの合図
「5、6年ほど前の話ですが、私の勤めている名古屋支店から東京本社への出張がありました。その帰りの新幹線でのことです。
ちょうど帰宅時間と重なる夕方でした。指定席でしたので指定の号車に乗り込み指定の座席に行くと、1人のデップリしたサラリーマンのおじさんがマックのハンバーガーを頬張りどっかと座っておられました。
ちょうど容姿が芋洗坂係長のような人でした。
隣の席には、ありえないくらいの量のマックで買ったと思われるポテトやらお代わりのハンバーガーが置いてありました。
そこで、『すみませんその席、私のなんですけど...』と言うとなんの躊躇いもなく、隣に広げてあるバーガー類をどけて『ほれっ』と手で横に座れと言う感じで合図してきました」
なんて、横暴な...。おじさんの座っている席は、Uさんの席なのに。はてさて、結末はいかに。
「いやいや、私窓側の席なんだけど...、と思いながら、
『すみませんそこ(あなたが座っている席)なんですけど』
と指差しながら話すと、めんどくさそうに席を立って荷物まとめて、また別の席を探しながらフラフラしておりました。開いた口が塞がりませんでした」
マックドカ食いサラリーマンは、Uさんの隣席の客ですらなかったよう。とんでもない人である。
カップル(?)に座席を譲ったところ、モヤモヤしたという人もいる。広島県在住の会社員Y助さん(40代男性・仮名)は、こう話す。
「5年ほど前の話です。広島から岡山へ向かう新幹線に乗車し、指定席A席に座ると、隣のB席に30代位の女性が来ました。
どう見ても60歳超えでスーツを着た重役風の男性が一緒です。親子でしょうか。
どうやら満席のため同列ではあるものの、C席と通路を挟んだBとD席しか取れなかったようです。
『なんだ隣じゃないのか...』(男性)
『ここしか取れなかったのぉ』(30代位の女性)
2人とも残念そうだったので気の毒になり、思わず『どちらまで?』と聞くと同じ岡山でした」
目的地までは、あと40分程度。2人はY助さんと行き先が同じだったため、席を替わりましょうか、と声をかけてあげたという。
すると......。
フルリクライニング!そして、イチャイチャし始め...
「『行先同じなので席替わりましょうか?』と言うと『本当?ありがとう!』と感謝されました。そのまま私はD席に移りました。
心の中で『ちょっとした人助けになったかな』と思って横目でA席とB席を見ると...。
2人はお互い見つめあって、同時にフルリクライニング!そして人目を気にすることなくイチャイチャモードに。
ええっ!そんな仲?
後ろの席の人はさぞ迷惑で、何で席替わるんだバカ!と思ったことでしょう。なお、岡山で降りる時は会釈どころか目もくれず去って行きました。
世の中には色々な人がいるものです」
席を譲った結果、「嫌なもの」を見てしまった、とY助さん。おまけにリクライニングを限界まで倒したため、譲ったY助さんが、後部座席の人に申し訳ないと思うハメに。最悪である。
新幹線で自分の周りにいる「お客様」のハズレくじは、いつの世も引きたくないものである。
新幹線で出会った「迷惑な客」いませんか?
新幹線内でイラっと、モヤっとしたことがある人はいるだろうか。そんな体験談をJタウンネットでは募集している。
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