「秋田県の人口減少ヤバすぎる」 秋田と首都圏を比較した図から伝わる危機感がすごい
2021.02.12 11:00
「進学先や仕事が本当にない」
投稿者「こんでんえいねんしざいほう」さんは、秋田生まれ、秋田育ちだという。この図を作るきっかけについて、こう答えた。
「地理が大好きで、趣味の地図帳市町村人口一覧を見ていて気付きました(秋田県の1番近い人口の都市が、北九州市と千葉市なのもその時気付きました)」
「秋田県の人口減少」の原因について、彼の考えを聞いてみると......
「進学先や仕事が本当になく、仙台や東京の大学→そのまま定着してしまいます。私の同級生の大半も帰ってきません(笑)」
進学先の学校や、就職先の企業の選択肢が少ないことが、若者が流出する大きな要因となっているようだ。
「東京+埼玉+千葉の面積の場所に、千葉市民しか住んでいないと考えてもらえると、関東の方は分かりやすい.........ちなみに、これからも毎年1万人以上減っていく予定(笑)」(「こんでんえいねんしざいほう」さん)
人口密度の全国ランキングは、秋田県は45位だ。46位岩手県、47位は北海道である。投稿者も、故郷・秋田県について「田んぼが広がるスカスカな県(笑)」と評している。
秋田県としては、テレワークなど新しい働き方を活用した人材誘致策に、積極的に取り組んでいるようだ。移住定住者の増加や、都市部に基盤を置きながら、秋田にも生活の場を広げる「2拠点居住」者の創出などに期待しているのだろう。
コロナ禍をチャンスと捉え、地方回帰の流れを生み出せるか? 秋田県にはがんばってほしい(千葉市民の筆者も応援している)。