「波打ち際から85度の温泉が湧き出ます」 鹿児島の砂浜に設置された注意看板が斬新すぎた
2020.12.16 11:00
誰が見ても一目で分かるような看板を
Jタウンネット記者の取材に応じたのは、「砂むし会館 砂楽」の担当者だった。
「海岸の砂浜で、天然の砂むし温泉が楽しめるのは、ここだけではないでしょうか? 干潮のときは、高温の温泉が湧き出してくるので、手をつけるのはもちろん、サンダル履きで歩いても危険です。そのため、以前は日本語で立入禁止の看板を出していたのですよ。
4~5年ほど前から、外国人のお客様が増えてきました。一時は、年間5万人にもなり、全体の約2割を占めるようになりました。そこで、誰が見ても一目で分かるように、漫画を使った看板を作ることにしたのです。文字も、英語と中国語、日本語の3つの言語で表記しました」
潮の干満の時間帯は、季節によって大きく変わるという。砂浜には、高温の湯溜まりができている場合もあるそうだ。危険なエリアにはロープが張られるというが、くれぐれも看板の案内に従って、安全に楽しんでいただきたい。
波打ち際での砂浴は、天候の良い干潮時だけ、砂の状態が良い日に限られるという。満潮時や雨天のときは、全天候型むし場で楽しめるそうだ。