「頭だけちぎって食べて...」 さすがに生々しすぎ?王子動物園のフクロウ解説文が「恐ろしい」と話題に
頭だけちぎって食べるのか...。
兵庫県にある神戸市立王子動物園に掲示されているシロフクロウの紹介文が、ツイッターで注目を集めている。
こちらの写真は、「有害超獣 極秘報告書」の著者でフリーイラストレーターのToy(e)さんが園内で撮影したというシロフクロウのソナちゃんの紹介カードである。名前や生年月日に続いて、こんな記述がある。
「好きなもの:マウスの頭
頭だけちぎって食べて、体は地面にポイッ」
フクロウなどの猛禽(もうきん)類がマウスを食べるのは、なんとなく想像がつくのだが...。頭だけモグモグして、体は捨ててしまうなんて初耳だ。
投稿者は「ソナちゃんの好きなモノがインパクト強すぎて他の情報が入ってこない」と呟き、ツイートを見た人からは
「内蔵じゃなくて頭だけというのが恐ろしや・・・」
「身体が一番美味しいんじゃないのか...頭か...」
といった反応が寄せられている。
ソナちゃん特有の食べ方らしい
10月27日、Jタウンネットが神戸市立王子動物園に話を聞くと、ソナちゃんの紹介カードは、シロフクロウの飼育担当者が考え、掲示を作成したという。
掲示にある「頭だけちぎって食べて、体は地面にポイッ」という記述について、担当者は
「個体ごとの紹介文を作成するにあたり、他の個体と違う個性として、餌の食べ方に着目したものです」
と話した。
シロフクロウはマウスの頭を好むのだろうか。
「シロフクロウに限らず、他のフクロウ類を含めて、餌の好みは個体差が大きいようで、頭を好む個体もいれば、胴体を好む個体もいるようです」
マウスの頭はソナちゃんの好みのようだ。飼育員はソナちゃんに死んだマウスを与えているとのことで、食べる時は体だけ捨ててしまうそうだ。そのため紹介カードの文章について、
「止まり木に止まっているソナにマウスを手渡しで与えた時に、マウスの頭をちぎってから飲み込み、同時に胴体は地面に落とすので、『ポイッ』という印象になったものです」
と説明した。
動物園にある生き物の紹介カードって、面白い。それぞれの個性に着目して観察してみるのも楽しみ方の1つだろう。