狸の置物から落下した「玉」が話題に なぜこうなった?管理者に聞くと、謎はますます深まって...
突然だが、こちらの写真をご覧いただきたい。
これは、ツイッターユーザーのしばまるさんが公益財団法人・日本大正村(岐阜県恵那市)で撮影したもの。
映っているのは、恰幅の良い狸の置物。注目してほしいのは、下半身だ。
股下あたりの部位に、違和感を覚えないだろうか。
目に飛び込んできた光景に、投稿者はこう呟いている。
「えっ!?待って!?」
しばまるさんは、狸の置物の下半身を拡大した画像も投稿している。
ご覧の通り、狸の置物の股下から離れる形で「玉」が地面に落ちているのだ。
「無線(ワイヤレス) ((( ;゚Д゚)))?」
と驚きを隠せない投稿者。衝撃的な一枚に、ツイッターでは
「ワイヤレス玉袋」
「男としてこれは見てるだけで痛くなってきます」
といった反応が寄せられている。
広報担当者に聞くも...
9月10日、Jタウンネットは投稿者のしばまるさんに発見した時の話を聞いてみた。
狸の置物は、日本大正村の大正ロマン館前にあったという。小さな池のほとりにある休憩所のようなところに、置かれていたそうだ。
それにしても、よくぞ「玉」が股下から離れていることに気づいたと感心してしまった。撮影のきっかけを聞くと
「タヌキの置物も割りと好きなのですが、見た瞬間にタマがワイヤレス(繋がっていない)ことに気がつき、思わず撮影しました」
といい、股下にあったフック状の金具がなくなっているようにも見えたと振り返る。また「玉」が持ち去られないだろうかと心配だ、とも。
はたして、狸の置物は現在どうなっているのだろうか。
15日、日本大正村の広報担当者に取材すると、開口一番
「たまたまが落ちているという狸の置物ですね。話題になっているんですね」
と話した。元々「玉」をつなぐ金具のようなモノがあったのではないか、と言われていることについては、
「たぶんそういうことではないかと...。」
とし、金具がなくなって、落ちたと推測する。
あくまで推測で、確信が持てないことには理由がある。
「景観部にいる2、3人の職員に話を聞いたのですが『わからない』『知らない』とのことでした。誰が狸の置物を設置したのか、判明しませんでした」
と担当者。
「狸の置物があるな、とは思っていましたが特別気には留めていなかったし、落ちているというのも知りませんでした...」
とのことで、とにかく、狸の置物の正体そのものがわからないという。
先に述べたように、狸の置物は休憩所のような場所にある。そこは厳密には、大正村の景観部の職員が管理するバラ園の東屋にあたるそうだ。
日本大正村は、1984年に財団法人として立村。大正ロマン館は1994年に開館し、バラ園や東屋が出来たのも、94年以降だという。
もしかすると、数年にわたって落ちっぱなしだった可能性もある。あるいは元々落ちていたものかもしれない。
15日時点で、「玉」は落ちたままだという。