日本の森で廃墟になった「UFO」が発見される
まさか不時着したUFO――?思わずそんな気持ちになってしまう廃墟が、ツイッターで注目を集めている。
こちらは、ツイッターユーザーのSaho.さんが2020年9月7日に投稿したもの。
生い茂る木々の中に、デカデカとした楕円形の建物がある。この光景に、Saho.さんは
「森の中に不時着して幾星霜、という言葉がぴったり過ぎるUFOハウス」
と呟いている。長い間、人の手が加えられなかったのだろうか。外面は寂れ、廃墟と化している。
雰囲気あふれる建物に、ツイッターでは
「そそります」
「雰囲気ありますね」
「ほんと行きたい!!!」
といった反応が寄せられている。
内装は、どうなっているのか
9日、Jタウンネットは投稿者のSaho.さんに撮影時の詳しい話を聞いてみた。
趣味が都市探検のSaho.さん(20代男性)は、国内外の特殊な建築や街並みを撮影しているという。ピクシブが運営するクリエイターズマーケットBOOTHで廃墟を空撮した写真をまとめた本を販売するほどの、生粋の廃墟マニアだ。
そんな彼が訪れたのが通称「UFOハウス」。正式にはフィンランドの建築家Matti Suuronenさんが設計した「FUTURO」というレジャーハウスだという。
気になる所在地に関してSaho.さんは「場所は広まってしまうと周囲に迷惑がかかってしまうので控えさせていただきます」とのこと。彼自身は、とある別荘地帯の森の中に「解体をまぬがれたUFOハウスが眠っている」という噂を耳にして、グーグルマップと現地調査をもとに発見したそうだ。
発見時の気持ちを、Saho.さんはこう述べる。
「森の中を突き進んでこの『UFOハウス』がある場所まで向かうのですが、間近まで行かないと姿が見えず発見した際は驚きと興奮が隠し切れませんでした」
ハウスには青色の階段が付いている(写真右手)。そこを登って、内部に入ったという。
Saho.さんによれば、内部はワンフロアというわけではなく、リビングを囲むように部屋割りされていたそうだ。中には、ベッドルームやバスルーム、キッチンがあったとも。
日本のどこかにあるUFOハウス――。行ってみたいが、見つけるのは、至難の業なのかもしれない。