購入前の商品を開封、不機嫌に舌打ち、早口で注文... 現役コンビニ店員が遭遇した「忘れられない迷惑客」5選
2020.09.07 20:00
「チャージするからお金置いてあるんだろ。ちゃんと見ろよ」
「変わったお客さん、迷惑なお客さん、腹が立つお客さん、色々な人がいて、働いてはじめてコンビニに限らずレジを扱う仕事、客商売は大変だなって思いました」
レジでの仕事について、こう語る麻衣子さん。どんな客が彼女のもとにやってきたのだろうか。
まず始めに紹介する迷惑客は、お会計前に商品の封を開ける客だという。麻衣子さんが遭遇したのは、パックご飯の端を開けて「温めて」と話す男性だったそうだ。
「お弁当コーナーには置いていない、レンチン用の白米と他の商品をレジに持ってきたと同時に『温めて』と言う人に驚きました。パックご飯のパッケージの端を事前に開ける男性でして...。温める場合は、こちら側で開けます。何よりもまだ会計前なのでやめて欲しいと思いました」
確かに、購入前の商品を目の前でいきなり開けられたら、店員は驚いてしまうだろう。いくら買う直前とはいえ、それはまだお店の商品なのだから。
レジで商品を温めて貰う場合は、店員におまかせしよう。どうしても自分で開封したい場合は、そのことを伝え、支払い後に開ければ良いだろう。
続いて紹介するのは、声が小さいお客さん。声が小さい上に、聞き直しをするとキレるのだという。そんな不機嫌な客の存在は、やはり店員にとって不安の種になるようだ。
「来店するたびに、とても不機嫌そうなお客にドキドキします。『温めますか?』と聞いても無言で頷くだけだったり、欲しいタバコの番号を小声でボソボソ言うので聞き取れなかったりします。聞き直すと、軽く舌打ちするし...。答えてくれても、またその声が小さくて聞こえないんですよ。そのお客さんが来るといつも緊張して変な汗がでます」
聞こえないのは仕方ないのに、聞き返すと舌打ちされることがわかっている...。麻衣子さんが感じているストレスは相当なもののようだ。
また、声は小さくなくとも、一気に注文する客にも困っているそう。
「ホットスナックの商品を数種類たのんで、続けざまにタバコの銘柄を番号で言うお客さん。いっぺんに言われると、商品を覚えきれません。またお弁当を温めるのか聞くと、被せ気味に『はい』とか『いいえ』と答えます。急いでいるのか知りませんが、カードを取り出すので、カード会計をしようとして、ふと見るとお金がポンッと置いてありました。チャージが先だったようで『チャージするからお金置いてあるんだろ。ちゃんと見ろよ』と言われました」
早口で、揚げ物やタバコを注文したのだろうか。そんな客に限って、お会計の時にもトラブルは起こりやすいのかもしれない。