思わず二度見のインパクト! 「カツオの頭部」再現したかき氷が話題→なぜ作った?考案者にきっかけを聞くと...
「裏メニュー」として販売
丹羽さんによれば、例の男の子は18年頃に陶芸センターに訪れたという。陶芸教室で、彼が作ったのがカツオの頭型陶器。事務をしている丹羽さんが、彼に「なんでカツオの頭を作るの」と聞いたところ
「スーパーでカツオの頭を見たから」
と話したという。なんとも小学生らしい(?)ユニークな発想だ。
カツオの頭を模した陶器は、センター内で話題に。スタッフたちと「面白いものを作るね」といった話をするなかで、丹羽さんは「これをかき氷にしたら面白いんじゃないか」とひらめいたそうだ。
もともと陶芸センターでは、客に「涼しいモノを提供したい」という考えで、16年7月から夏季限定で陶器に入れたかき氷を販売していた。そこで新たに、「かつおのあたま」の形をしたかき氷を裏メニューとして売り始めたのだという。
そして、約2年後。20年8月23日、カツオの頭型陶器を作った男の子が再び、陶芸センターにやってきた。しかも、あの時作った陶器を持って。
「男の子は、今回も陶芸作品を作ってくれました!私はまだ見ていないのですが、魚のシリーズを作ったそうです。男の子がかき氷を食べたいというので、私から『かつおのあたま食べます?』と聞きました」(丹羽さん)
「かつおのあたま」を提供したところ、親子揃って喜んでいたという。
ちなみに「かつおのあたま」かき氷は、あくまで裏メニューなので、あまり数は提供できないという。
インパクト大のかき氷。ツイッターで注目を集めたことに、丹羽さんは
「本当に、反応をいただいて嬉しいです。かき氷をきっかけに、陶芸にも興味をもっていただければと思っています!」
とした。