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思わず二度見のインパクト! 「カツオの頭部」再現したかき氷が話題→なぜ作った?考案者にきっかけを聞くと...

井上 祐亮

井上 祐亮

2020.08.27 11:00
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「裏メニュー」として販売

丹羽さんによれば、例の男の子は18年頃に陶芸センターに訪れたという。陶芸教室で、彼が作ったのがカツオの頭型陶器。事務をしている丹羽さんが、彼に「なんでカツオの頭を作るの」と聞いたところ

「スーパーでカツオの頭を見たから」

と話したという。なんとも小学生らしい(?)ユニークな発想だ。

カツオの頭を模した陶器は、センター内で話題に。スタッフたちと「面白いものを作るね」といった話をするなかで、丹羽さんは「これをかき氷にしたら面白いんじゃないか」とひらめいたそうだ。

もともと陶芸センターでは、客に「涼しいモノを提供したい」という考えで、16年7月から夏季限定で陶器に入れたかき氷を販売していた。そこで新たに、「かつおのあたま」の形をしたかき氷を裏メニューとして売り始めたのだという。

カツオの「眼」は、フエラムネにチョコチップ。味はブルーハワイ&イチゴに白蜜(画像は藤枝市陶芸センター(センターママの呟き) (@f_tougei)提供)
カツオの「眼」は、フエラムネにチョコチップ。味はブルーハワイ&イチゴに白蜜(画像は藤枝市陶芸センター(センターママの呟き) (@f_tougei)提供)

そして、約2年後。20年8月23日、カツオの頭型陶器を作った男の子が再び、陶芸センターにやってきた。しかも、あの時作った陶器を持って。

「男の子は、今回も陶芸作品を作ってくれました!私はまだ見ていないのですが、魚のシリーズを作ったそうです。男の子がかき氷を食べたいというので、私から『かつおのあたま食べます?』と聞きました」(丹羽さん)

「かつおのあたま」を提供したところ、親子揃って喜んでいたという。

藤枝市陶芸センターが販売しているかき氷。左から「牧場(抹茶味)」「大地(チョコ味)」「常夏(ブルーハワイ&マンゴー味)」で、8月30日まで提供
藤枝市陶芸センターが販売しているかき氷。左から「牧場(抹茶味)」「大地(チョコ味)」「常夏(ブルーハワイ&マンゴー味)」で、8月30日まで提供

ちなみに「かつおのあたま」かき氷は、あくまで裏メニューなので、あまり数は提供できないという。

インパクト大のかき氷。ツイッターで注目を集めたことに、丹羽さんは

「本当に、反応をいただいて嬉しいです。かき氷をきっかけに、陶芸にも興味をもっていただければと思っています!」

とした。

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