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「ほぼ毎週車中泊」「暇さえあれば次の行き先探す」 一度ハマったら抜け出せないドライブ中毒の症状とは

松葉 純一

松葉 純一

2020.08.25 17:00
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「GoToトラベル」が始まって1か月が経過したが、コロナ禍での旅行には、細心の注意が必要だ。

マスクをして、手指を消毒し、ソーシャルデイスタンスを守ったとしても、公共交通機関で他の多数の乗客と共に、長時間、同じ機内・車内にとどまらなければならないというのは、なんとなく不安がつきまとう。

その点、車の旅行には「安心感がある」と感じる人もいるようだ。もちろん同乗する家族や、友人同士が健康であることが前提だが。

ドライブ旅行の一つの魅力は、時間やスケジュールにしばられない自由さだろう。好きな時間に出発して、途中で立ち寄り場所を変更しても良い。場合によっては、目的地すら変えてもいいのだ。このドライブ旅行の魅力に一度ハマってしまうと、なかなか抜け出せないものらしい。

2020年8月23日、次のようなツイートが投稿され、話題となっている。

「あなたはドライブ依存症を知っていますか?」というコメントと共に、その4つのパターンの症状が紹介されているではないか。

まず「初期症状」として現れるのは、「走ることに楽しさを感じる」。この感覚は、車を運転したことのある人の多くが経験しているではないだろうか。

これが「軽症」になると、「遠出をすることに楽しさを感じる」ようになる。

そして、「一日中運転遠しても苦痛ではなくなる」、「常にドライブに行きたくて仕方ない!」と進行していくのだそうだ。

これらの「症状」を見て、「もしかして、自分も......?」と気になった読者も少なくないだろう。かく言う、Jタウンネット記者も、その一人だ。少なくとも「軽症」の状態までは経験している。

Jタウンネット記者は、投稿者のR774@まとめ屋(@kendou774)さんに詳しい話を聞いた。

「日帰りでアホみたいに遠くに行ってほとんど何もせず帰ってくる」

 R774(@kendou774)さんのツイートより
R774(@kendou774)さんのツイートより

そもそもR774さんが、「ドライブ依存症」の存在に気付いたのは、どんなきっかけだろう?

「昔から車の運転が好きで、いつになってもその熱が冷めることがありませんでした。これはおかしいと思い、冷静に考えてみると、自分は依存症であることに気がつきました。ドライブ依存症という言葉は以前から知っていましたが、自分に当てはめてみると、まさにその通りでした」

とのこと。

R774さん自身は、どの段階なのだろう?

「もちろん治療不可です。この先も依存症から脱却できるような気がしません」
R774(@kendou774)さんのツイートより
R774(@kendou774)さんのツイートより

えーっ、そこまで進行しちゃったのか、と驚いたが、当然と言えば当然かもしれない。ドライブとは、けっこう奥の深いものなのだ。

R774さんのツイートには、同じく「ドライブ依存症」だと思われるユーザーからこんな声が寄せられている。

「日帰りでアホみたいに遠くに行ってほとんど何もせず帰ってくる」
「週末、仕事が終わって明日の予定を考えてるうちに待ちきれなくなって、その夜のうちに走り出して途中で力尽きて車中泊するのを、ほぼ毎週やらかしてます。 運転が楽し過ぎて車中連泊や三連泊もたまにやらかします」
「ワタシ治療不可ダワ。毎日何処かに行きたい。大洗や沼津にご飯食べだけに行く。太って年を重ねると共に歩くの嫌で座っているだけのドライブ大好き」
「ドライブ依存症を拗らせ過ぎて、トラック運転手になりました。 プライベートでも毎週ドライブしてます笑」
「まだ行ったことの無い道路探して走るの大好きです。付けるクスリ下さい」

常にドライブに行きたくて仕方ないがために、車の中に泊まって運転を続けてしまう人、仕事にまでしてしまう人...。なるほど、ドライブの中毒性はとてつもないようだ。

その魅力に取り憑かれる人はかなり多いらしく、ツイートには「治療不可」の判定基準に、「未舗装希望」「暇さえあればGoogle Mapで次の行き先を探す」も追加してほしい、という意見もあったほどだ。

これらのツイッターユーザーの反応を受けて、R774さんはこう語っている。

「これほど多くの方々がドライブ依存症にかかっているとは驚きでした。しかも、重症や治療不可の割合が非常に高いことはビックリしました。自分の知らないうちにドライブ依存症になってしまうこと、さらに、ドライブ依存症は重症化しやすい依存症であることを、改めて感じました」

そして、「ドライブ依存症」の人へのアドバイスとして、R774さんは付け加えた。

「悲観することはありません。ドライブ依存症になることによって、いろいろなことを知り、多くの人と出会うメリットもあると思います。ぜひとも、これからもドライブを続けていただきたいと思います」

「ドライブ依存症」の皆様、治療不可でもいいじゃないか。でも安全運転だけは、くれぐれもお忘れなく。

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