おじさんがオフィスで踊りまくり! タクシー会社のTikTokが話題→なぜ始めた?出演社員に聞いた
関東のタクシー会社・三和交通(横浜市)の公式TikTokが話題を呼んでいる。
最大60秒の動画がアップできるショートビデオアプリ「TikTok」は10代~20代の若者がユーザーのメイン層。しかし三和交通の動画には、そこそこいい歳の大人たちが出演し、投稿を盛り上げている。
中でも出演頻度が高いのは白髪交じりで眼鏡をかけた中年男性。流行りの縄跳びダンスからオリジナルネタまで幅広く網羅している。彼は加工を使いこなし、キレのある動きで視聴者を魅了。もしかしたら見た目がおじさんなだけで、中身はJKなのかもしれない。
この動画は2020年8月19日頃からツイッターでも話題に。動画を見たユーザーからは、
「かわいい!!!」
「めちゃくちゃ面白い...」
「普通のおじさんが踊ってる映像で初めて笑ってしまいました」
「楽しそうで素敵な会社~~!おじさん二人がSNSノリノリで出来るのってとても素敵!」
といった声が寄せられている。
メイン出演者は取締役
三和交通はなぜTikTokを始めたのか。そしてメインで出演しているおじさんは何者なのか...。同社の動画に対する疑問は尽きない。
Jタウンネットは8月21日、三和交通の広報部を通して、メインで出演している溝口孝英(たかふさ)さん(56)に話を聞くことができた。
溝口さんは同社の取締役部長。TikTokの投稿内容はすべて彼が考案しているという。どんな人物なのか、人柄を聞いたところ「明るく優しいムードメーカー」との回答が返って来た。
また、彼とよく一緒に(あるいは単独で)出演している黒髪に眼鏡の男性は営業所の主任。「熱い性格で慕われるタイプ」とのことだ。投稿は、基本的にこの2人が担当しているという。
そもそも三和交通はなぜTikTokを始めたのか。溝口さんにそのきっかけを聞いたところ、
「当初は溝口の個人用アカウントで、趣味として始めました。オフィスでダンスする動画が思いのほかバズってしまい、採用に活かすために会社のアカウント作成し開始することとなりました」
とのことだった。若者に引けを取ることなく、個人でも話題になっていたなんて...溝口さん、才能の塊すぎる。
動画は毎日夕方に投稿。これまでに340本の動画をアップしてきた。撮影にかかる時間は1本あたり10分程度で、溝口さんと主任の他にも、管理職、事務職、乗務社員などの出演経験がある。
溝口さん自身は動画に出演することについて、どう思っているのだろうか。本人に聞いてみると、
「楽しんで出演しています。弊社の雰囲気を少しでも動画を通して伝えられたらいいなと思っています」
とのこと。動画内ではお腹を目立たせるために「短いネクタイ」を着用するなど、こだわりもすごい。彼のTikTokに懸ける熱量は相当なものだろう。
求職者の反応は...
会社公認のTikTokはもともとは採用に活かすために開設したものだという。一般ユーザーにはウケているようだが、本来の目的は果たしているのだろうか。溝口さんはその効果について、次のように話している。
「求職者の面接時に、『いつもTikTok見てます』と声をかけられ、面接する際にTikTokの話題で盛り上がってしまうこともしばしばです。また、営業所の雰囲気がわかりやすく、転職するのであれば笑顔になれる会社を選考したいと言われたこともあります」
また採用関係以外でも影響が出ているようで、
「タクシーの営業にいった際には、営業先から『今日はネクタイ長いですね』と声を掛けられました。恥ずかしい反面、見てくれていることに感謝しています」(溝口さん)
TikTokがコミュニケーションのきっかけとなり、求職者や取引先との距離を縮めてくれているようだ。
溝口さんは投稿が話題になったことについて、
「素直にうれしいです。投稿が話題になることで、三和交通の社名を求職者、新卒の方に覚えて頂いて、採用に繋がればいいなと思います」
と話している。
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♬ Blinding Lights - The Weeknd