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「完全に妖怪」「夢に出てきそう」 錦糸町に出現した「東京23くん」が不気味すぎると話題

井上 慧果

井上 慧果

2020.08.19 21:00
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JR錦糸町駅の北口に貼られているポスターが「怖すぎて泣いてしまう」とツイッターで話題となっている。

いったいどんなポスターなのか。まずはその実際の写真を見て頂こう。

笑ってこちらを見ている(画像はIMS提供、編集部で一部トリミング)
笑ってこちらを見ている(画像はIMS提供、編集部で一部トリミング)

東京の街並みの上に浮かぶ、いびつな形の横顔。緑色の瞳でこちらを見ながら、頭の後ろから生えた左手でサムズアップしている。

このキャラクターの名前は、「東京23くん」。

名前の通り、23区がある東京都区部の形を模しているらしい。鼻の部分は練馬区、とがった顎は世田谷区、左手の親指は足立区だろうか。

しかし、どうみても人の顔にするのに適した形状ではないため、何とも不気味な仕上がりとなっている...。おそらく湾岸エリアを表現している右手もなんだか怖い。

このインパクトがありすぎるキャラクターに対し、ツイッターでは

「夢に出てきそう」
「世の中ゆるいのや可愛いのばかりなのでたまにはこんなキモいのがあっても良いと思う」
「ラスボス感があるな」
「ネウロで見た」
「完全に妖怪」

などの反応が寄せられている。

癖が強すぎる東京23くん、いったいどのようなコンセプトで作られたのだろう?

気になったJタウンネットは19日、このポスターを制作した企業を取材した。

「23区制覇が目標」

東京23くんのポスターは、主に工事現場やイベントなどでの警備を行っている警備会社、IMS(東京都墨田区)が掲示しているもの。代表取締役総代の榎本恒さんが取材に応じた。

「東京23くんのモチーフはそのまま東京23区です。見ての通り、23区の形をしています。23が『てろ』に読めるので社内では『てろくん』というあだ名で呼ばれています」

東京23くんをデザインしたのは、同社の取締役の吉岡忠さん。

「彼は元々イラストを描くのが趣味なので、それなら色んな人の目を引くようなやつ描いてほしい......とお願いしてこの東京23くんが誕生しました」

とのことだ。なぜ23区がモチーフなのだろうか。榎本さんは

「うちの会社では、東京23区制覇というのを目標に掲げているんです。
警備会社で23区全てに事業所や事務所があるようなところはないので、どこもやってないことをやりたいなって。それから、うちは独立希望者の支援にもとても力を入れているので、事業所がたくさんあった方がその手助けにもなりやすいかなという意図もあって......。
『私たちと一緒に東京23区を制覇しましょう』といった意味も込めてこのポスターを掲示しています」

と説明する。

元々は会社の理念を書いたポスターを掲示していたがあまり反響がなく、3~4か月ほど前から現在のポスターを掲示しているという。

今回、東京23くんがツイッターで話題になっていることについて榎本さんは

「知らない内にたくさんの人に見て頂けていたようで、とても嬉しく、良かったなあという思いです。警備会社というのは外から見るとどこも同じようであまり変わり映えしません。
ですが、うちは『誰かの夢を実現させる』ことが会社の成長にも繋がると信じて色々なことをしている会社なのでこのポスターをきっかけにぜひうちの会社に興味を持っていただければと思います」

と話した。

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