未知の生物「ザリガニヒヨコキンギョ」爆誕 飼育員への質問に対するユニークすぎる回答がこちら
専門外も「できる範囲でお答えしたい」
ザリガニヒヨコキンギョのイラストに対して、ツイッターでは、
「絵のクオリティww」
「これが成長した姿を見てみたい」
「水陸両用で強そう」
「これは間違ってないと思います むしろ大正解では?」
といった声が寄せられる。絵が上手いこともあってか、概ね好評だ。
併せて投稿された質問も、「なりたい うるとらまん ええす」(意訳:ウルトラマンエースになりたい)や「なんできょうりゅうにはは(歯)があるんだろう」と、おそらくはいずれも飼育員の専門外。普通なら困ってしまうところだが、イングランドの丘の飼育員はどの質問にも優しく回答している。
いったいこの飼育員は何者なのか。Jタウンネットは8月17日、イングランドの丘の動物スタッフ・後藤敦さんに話を聞いた。
後藤さんによれば、これらの質問・回答が掲示されているのはパーク内にあるコアラ館の通路。質問には、主に後藤さんが答えているという。
「自由研究など、夏休みの宿題に役立てるような企画ができないかなと思い始めました。飼育員の得意分野を生かして、特にお子さんからの疑問にお答えできたらと思います」
質問コーナーを始めた理由について、このように話す後藤さん。昨年から夏休み企画として実施、好評だったため今年も継続した。
今年は7月から質問の募集を始め、8月には回答を掲示。現時点で100件ほどの質問が集まり、20件ほどに回答している。投稿されていたように動物とは関係ない質問もあるが、後藤さんは「できる範囲でお答えしたいです」と話す。
回答に添える絵を描いているのも彼だという。とても素人には見えない画力だが、普段から絵を描くことは多いのだろうか。後藤さんに聞いてみると、「子供の時はよく描いていましたが、普段はそんなに描かないです」とのことだった。
ではなぜ回答に絵を描いているのか...。後藤さんに聞くと、
「文章だけで掲示してもあまり目に入ってこず、長時間留まって読んでいただけないです。何か目を引くものがあればと思い、描いてみました。やはり描かれている方が読んでいただいているみたいです」
と説明。話題になった「ザリガニヒヨコキンギョ」については、「去年も同じように(生き物同士を)合体させて描いていました。そうしたら撮影して投稿している人がいたので今年も描きました」としている。
ちなみに後藤さんはツイッターも担当。今回の投稿が話題になったことについては、
「これをきっかけに園のことを知っていただけたら嬉しいです」
としている。