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「ここにペコがいた事わすれないで」 37年の歴史に幕を閉じる三島駅の不二家。その店頭に掲げられたメッセージに反響「涙出た」

笹木 萌

笹木 萌

2020.08.12 20:00
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「52年間、不二家一筋」

注目を集めたペコちゃんのメッセージだが、なぜこれを店頭に置くに至ったのだろうか。Jタウンネットは8月12日、三島ステーション店の代表・原田重利さん(72)を取材した。

「52年間、不二家一筋でやってきました」

取材に対し、明るく答える原田さん。もとも板前を目指していた原田さんだが、身内の事情でJR三島駅前にできる不二家のフランチャイズ店に勤めることになったという。

そこで15年勤めたのち、原田さんは駅構内で店を持つことに。三島ステーション店の代表を勤めて37年、計52年を不二家に捧げてきた。まさに不二家一筋の人生だが、その大事な店の閉店を決意するとは、いったいどんな事情があったのか。

「今年の1月頃、私も72になるし、体力的にもあれなので辞めようかという話が出ました。でも長男が継いでみようかという話になり、(閉店の件は)2月の初めごろに0に戻しました。あと半年~1年頑張ったら継ぐ予定でいましたが、急遽コロナという最悪なものが来てしまって...」

店舗は駅の構内、しかも改札内にあるため、利用者は基本的に駅の利用者のみ。外出自粛などの影響で客が減り、平常時の1割ほどまでになってしまっていたという。

「(コロナの影響が)こんなに続くと思わなかったです。営業的にも難しくなったし、体力の問題もあるのでやめることを6月頃に決断しました」
長男がメッセージを制作
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