「うわぁぁ中身ぐしゃぐしゃぁぁぁ」 ケーキの箱はエコバッグに入れないで!店員の本音を描いた漫画に反響
2020.08.12 11:00
「胸がつぶれそうな気持ちになる」
Jタウンネットは5日、投稿者のにょろ子さんを取材し、詳しい話を聞いた。
この漫画はにょろ子さんの実体験だそう。専用のレジ袋を購入していく人、買わずにエコバッグに入れていく人はどのくらいの割合でいるのかを聞くと
「感覚でいうと半々です。実際の売り上げとの正しい比較はしておりません」
とのことだった。
レジ袋が有料化されてから、店の方で何か変わった点はあるのだろうか。にょろ子さんが働くケーキ屋での状況を聞くと、次のように説明した。
「実装されて間もないのでいまのところエコバッグに対しての新たな箱詰め対策はしておりません。平常とおり中身が傾いたり倒れたりしないようケーキの隙間は仕切りを入れる等、工夫をしております。
商品をお渡しする際『崩れやすいので気をつけてお運びください』とお伝えしていますが、これもレジ袋有料化の前から決められているマニュアルですので、大きく異なった点はありません。
ただしエコバッグが入らない大きな箱やホールケーキの場合は強めにレジ袋をお勧めします。
また、エコバッグのお客様用に店頭横に袋入れ用の作業台の設置をしております」
基本的には、レジ袋有料化前と同じような対応をしているようだ。
とはいえ、客によって考え方はそれぞれ。箱が横倒しになり、ケーキが崩れても気にしない人はレジ袋が有料になる前から一定数いるそう。その一方で、自分用はエコバッグに、贈答用はレジ袋に......と希望する人もいるという。
「今後は箱の形状に合わせたマチつきのエコバッグがサイズも取り揃えて増えたら、安心して箱ごとお渡しできるのではないかと思っています。
またお店側も現場の声を反映して色々と変動していくと思います。
エコバッグの縦入れへの対応策が講じられたらまた変わっていくでしょう。
昔のように取っ手付きの箱になるかもしれませんし、他の方法が模索されるかもしれません」
今回の漫画が話題になったこと、にょろ子さんの元には、同じような悩みを抱えている店員から多くの共感のリプライが寄せられたという。
改めて、にょろ子さんの思いを聞くと、
「個人的には目の前で傾いた箱をみるのは胸がつぶれそうな気持ちになるので箱の形状にあわせた傾かない専用のレジ袋に速やかにお入れしてお渡ししたいです。
商品をお渡しして終わりではなく『箱を開けた瞬間がメインイベント』なのでなるべく綺麗な状態でお客様にお届けできれば嬉しいです。
なので出来ましたら専用レジ袋の購入にご協力頂けると嬉しいです」
としていた。