「きみの」→「きみだけの」セブンのプリンがチャラくなったと話題に なぜ変えた?広報に理由を聞くと...
2020.08.08 20:00
あなただけに食べていただきたい
そもそも、「きみのプリン」と「きみだけのプリン」は何が違うのか。
Jタウンネット編集部は8月7日、セブン-イレブン・ジャパンに聞いてみることにした。
取材に応じた本社の担当者によると、「きみのプリン」は19年6月に発売。使用する卵や生クリームにこだわった、コクがあり濃厚な味わいのプリンだったという。こちらも、卵は白身部分を使用せず、黄身部分だけを使った商品だった。
それを、コンセプトは同じままバージョンアップさせたのが「きみだけのプリン」だという。
「本当においしいプリンってなんだろう?ということで作らせていただいたのが『きみのプリン』です。
そこから、つかう原料に少し変更をかけて、より卵の味を味わっていただけるようにだとか、より乳原料などの素材の味を感じていただけるようにブラッシュアップさせていただいたのが『きみだけのプリン』です」
「きみだけのプリン」は20年4月6日から、各店舗で順次販売が開始された。
商品の名称が変わった理由を担当者に尋ねると、
「卵の黄身だけをぜいたくに使っているということを、より伝えられるような名前ということで。
もともと『きみのプリン』とあるんですが、『だけの』と書くことでそのポイントがより伝わるかと思い商品リニューアルと同時に名前も変えた、というところです」
との答えだった。
ちなみに、「きみのプリン」「きみだけのプリン」の「きみ」がひらがななのは、「黄身」と「君」をかけているからだそう。
「卵の中でも『黄身』だけを使っているのと、おいしく召し上がっていただけるように作った商品ということで、『あなただけに食べていただきたい』という意味を込めて『きみ』というひらがなをつかっています」(担当者)
卵の黄身だけを使用していることをアピールために、商品名に「だけの」をつけたとき、「あなただけに食べていただきたい」という思いも強まったのか聞いてみると、
「そう捉えていただいて大丈夫です」
との答えだった。
プリンの名称がツイッターで話題になったことに関しては、
「商品のポイントを伝えるためにつけた商品名ですが、お客様に面白くとらえていただいて話題にしていただいているのはうれしいです」
とした。