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本当に通れるの...? 岡山をドライブしていたら、道の真ん中に謎の洞窟が現れた

松葉 純一

松葉 純一

2020.07.29 20:00
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よごれん(@yogoren)さんのツイートより
よごれん(@yogoren)さんのツイートより

どこか、地方の観光地を車で旅したい――。思ったように旅行に行けないなか、そんな風に思っている人は多いのではないだろうか。

カーナビをたよりに見知らぬ土地を運転するのも、けっこう楽しいものだ。ところが、国道や県道など、なるべく大きな道を選んで進んだつもりでも、時には予想外の光景に出合う「道との遭遇」もあるようだ。

2020年7月24日に投稿された次のようなツイートが、いま話題になっている。

続くツイートによると、写真は岡山県の県道で遭遇したというトンネルの入り口を写したものだという。トンネルというよりも天然の洞窟のようで、行き止まりのようにも見えるが、いったいこれは......?

「道が凄かった...」というコメントも添えられているが、凄かったどころではない。 このツイートには、3万を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ(7月29日現在)。

Jタウンネット編集部は、投稿者のよごれん(@yogoren)さんに詳しい話を聞いた。

「通行止めかと思ってびっくり!」

投稿者・よごれんさんによると、この道は岡山県道300号宇治下原線だ。県中西部に位置し、広島県に接する高梁(たかはし)市にある。成羽川の支流の島木川沿いに羽山渓という景勝地があるという。そこに、このトンネルはある。

よごれんさんはこう語った。

「あそこにさしかかった時は通行止めかと思ってびっくりしました。自然の洞窟を使ったトンネルだと思いますが、あそこまで自然のままというのはこれまでに見たことがないですね。カーナビは特に警告などもなく、淡々とあの道を使えと案内してきました」

元々酷い道を走るのが好きで、あえて狭い道を選んで移動に使っているというよごれんさんでも、かなり驚いたようだ。

「えっ行き止まり? と思いましたが、普通に通れたので、それはそれでさらに驚きでした」

と振り返る。写真の左側には、2.5メートルの車高制限を示す看板があり、本当にトンネルとして使用されているようだ。

調べてみると、このトンネルの名は「羽山第2トンネル」。岡山県観光連盟のウェブサイトによると、自然にできた鍾乳洞「棲龍洞(穴小屋)」の一角が使われているようだ。

岡山県土木部監理課が運営するウェブサイト「おかやまの歴史的土木・近現代建築資産」によると、1919(大正8)年から約2年をかけて岩盤を切り抜いて作られたトンネルだという。

よごれん(@yogoren)さんのツイートより
よごれん(@yogoren)さんのツイートより

よごれんさんのツイートにはさまざまな感想が寄せられている。

「いや、ちょっ、看板2.5mって書いてあるけど... あるように見えない」
「酷道じゃなくて険道なんですね」
「ロッククライミングができるトンネルですね! トンネルの中が荒々しかったです」 「バイクでは行ったことあるけど、車では行く気がしません。 ここへ行くまでの道が狭すぎてきつかった」
「これは何年か前に通りました。二度と通りたくない」
よごれん(@yogoren)さんのツイートより
よごれん(@yogoren)さんのツイートより

中には、地元の人からのこんな助言もあった。

「私の地元(実家付近)なのですが 大雨の後は崖が崩れて良く通行止めになります。くれぐれもご注意ください」

投稿者・よごれんさんは、大きな反響を受けて、こう語っている。

「岡山県民の方から『知らなかった』という返信が多くて、地元の方でも知らない道だったんだなあというのがちょっと意外でした。『道との遭遇』も一期一会ですね」

読者の皆様も、道との遭遇には、くれぐれも気を付けよう。

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