電車のドアに傘を突き刺す「駆け込み傘」の恐怖 「もし子供がいたら...」目撃者に一部始終を聞いた
もし子供がそこにいたら...
29日、Jタウンネットの取材に応じた投稿者の照井のテリーさん(30代男性)によると、写真は26日の夜、JRの電車内で撮影したもの。当時の状況を聞いてみると
「ドアが閉まり始めたので寄りかかろうとした時に傘が勢いよく、閉まるドアから入ってきました。(投稿の写真は)避けた時のものです」
と答えた。傘がしばらく挟まったままだったため、写真を撮影したという。
もしドアに背を向けて寄りかかっていたら...。本当に「ケツ刺され」になっていたかもしれない。
こんな事態に遭遇したのは初めてだと照井のテリーさん。彼は、当時の心境を
「ほんとにヒヤッとしました。
(私が)持っていたカバンをかすめたので、もし子供などいたら顔に傘が刺さったりして大事だと思います」
と明かした。
傘が挟まった後、電車は少しだけ動いたが、すぐに停止。傘は1~2分程度挟まったままだったという。
照井のテリーさんは、傘の持ち主のその時の様子をこう述べた。
「照れ笑いを浮かべており、かなり私は腹が立ちました。
なんで笑ってられるのか謎で仕方ないです」
彼は駆け込み傘をする人に対して
「駆け込み乗車以上に危ないですし、エレベーターのドアなどと違い、物が挟まったとしても自動で開くことはないです。
誰かしらに迷惑をかけることになるので金輪際こんな事が起きないようにマナーを守って生活して欲しいです」
と述べた。
29日、JR東日本の広報担当者に話を聞くと、駆け込み傘をする人がいることは認識しているという。同社公式サイトの「安全に関するお願い」欄にも「かけこみ乗車防止キャンペーン」を掲げたポスターや動画があり、
「かけこみ乗車やドアが閉まりかけた際のカバンや傘などを挟む行為は、大変危険ですので、おやめください」
「閉じかけたドアに『カバン』や『かさ』をはさんでも、エレベーターのように自動では開きません」
などの注意が書かれている。
広報担当者に、発車時に「駆け込み傘」が発生した場合、どのように対応しているのか尋ねると、
「駅の構内でも傘に限らず駆け込み乗車は、お客様のケガや電車の遅延につながるのでご遠慮いただきたいとアナウンスしております。また駆け込みに限らず車掌が危険であると判断した場合は、電車をとめる対応をしています」
とした。発車ベルが鳴ったら、次の電車を待とう。傘の先端がほかの人に当たったら...、大変だ。
電車で体験した嫌な思い出募集中
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、乗車していた電車名、具体的なエピソード(どんなことにイラッと、モヤッとしたのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。