普通逆だよね...? まとめ買いで単価が上昇する謎の焼き餃子がこちら
まとめ買いはお得。
これは恐らく多くの人の身に染み込んでいるライフハックだろう。
ジュースは500ミリリットルのペットボトルより2リットルのペットボトルでの方が安いし、キャベツは丸ごと買った方が、カットキャベツを買うよりも割安。
レストランでハーフサイズを頼んでも、料金は半額以上のことがほとんどだ。
だからこんなメニューを見たときには、「量が多い方が安いに違いない」と思って細かく価格は見ないかもしれない。
こちらはツイッターユーザーのHiroki Okajimaさん(@mrnanzan2018_01)が2020年7月15日に投稿した写真。
注目していただきたいのは、メニューの一番上。焼き餃子の価格だ。
3個200円
5個400円
10個800円
15個1200円
餃子一個あたりの価格を出すと、3個の場合は66.7円、5個・10個・15個の場合は80円。
実は3個買うときが一番お得なのだ。3個入りを5皿頼めば、1000円で15個食べられる。
このツイートにはこんな反応が。
「なにがなんでも3個入りを5個って注文したい」
「3個200円は一見さん向けのお試し価格なんですよ、きっと」
「たくさん提供したら技術料が値上がりw」
この価格はミスなのか、それとも何か意図があってのことなのか。そして何より、3個入りを5皿注文した場合、価格はどうなるのか。
Jタウンネット編集部はこのメニューが「タンメン酒場ももてつ」(愛知県名古屋市)に聞いてみることにした。
店長に真相を聞くと...
17日、同店の店長に餃子の価格について聞いてみると、5月ごろにメニューを一新し、焼き餃子は6個590円(税抜)になっているという。
しかし、それまでは写真の価格で販売していたそうだ。その理由は、印刷ミス。
メニュー改定前は、そのミスに気づいた人は「3個入りを○皿」と注文すれば少しお得に餃子をたくさん食べられる、という隠しコマンド的な要素もあったようだ。
「ちょっとした遊び心でもないんですけど、気付いた人はそれで注文してくれればそういうふうにやりますし、という感じでやってて。
でもやっぱりそういうのを説明するのもアレだから、メニュー一新する際に全部変えちゃおうというので変えたんです」
と店長は話した。
こんなこともあるので、先入観に惑わされず、メニュー表の価格を冷静にチェックすれば、ちょっとお得に食事を楽しめるかもしれない。