何がどうなってるの... 複雑すぎて引き返したくなると話題の道路標識がこちら
車を走らせていると、幾度となく目に入ってくる道路標識。安全に走行するためにドライバーには欠かせないものだが、なかには「え...?」と目を疑いたくなるような標識もある。
その一つが、こちらの標識だ。
これは「指定方向外進行禁止標識」。矢印が指している方向にしか進めないというものだが...方向が複雑すぎて戸惑ってしまう。瞬時に反応できる自信がない。
こちらの標識は、珍しい道路標識を撮影するのが趣味だというツイッターユーザーのうーさん(@_841P_)さんが2020年6月15日に紹介したもの。
「全国の『ここにしかないと思われる形の指定方向外進行禁止の道路標識』ファンの皆さま、お待たせしました」
とコメント付きで標識の写真を投稿したところ、22日夜時点で3万2000件以上のいいねが付き、話題となった。
他のユーザーからは「通りたくねぇ」「ウィンカー悩むなぁ」と困惑する声が寄せられている。
どうしてこんなに複雑なの...
標識は上三永第一会館(広島県東広島市)付近、田万里町から西条バイパスに向かう一方通行車線の近くに立っている。
標識の右側部分は、一方通行の田万里バイパスを表している(真下を向いた矢印=西側方面には進めるが、反対には進めない)。左側の斜め上下にはそれぞれ道が続いているため、矢印が伸びているというわけだ。
しかし、Googleマップで調べた限りだと、この標識は、田万里バイパスの進行方向とは逆向きに立っているように見える。
そうなると、一度通り過ぎてから振り向くか、逆走でもしていない限り、この標識は見られないということになるが...。
もちろんそんなはずはないだろう。改めてストリートビューで確認してみると、なんともう一つ道路が隠れていた。
手前の2車線がどちらも西に一方通行の田万里バイパス。そして、茂みに覆われて見えづらいのだが、ガードレールの向こうに東方向に進む道路がもう1本あった。
Googleマップ上では確認できないが、ストリートビューで見ると標識から300メートルほど西に行ったところまで、ガードレールの向こうには道路が続いている。
つまり、この複雑な標識はここを進んできた車のために立てられていたわけだ。
指示の内容もややこしければ、立っている場所もややこしい標識だった。