徳島の名物を奪わないで! 金ちゃんヌードルに「広島県民が愛するご当地フード」...商品POPにツッコミ続出
徳島製粉(徳島市)が製造するインスタント麺「金ちゃんヌードル」。西日本ではおなじみのカップラーメンだ。
1973年発売のロングセラー商品だが、あまりにも多くの人々に愛されすぎてしまったのだろうか――徳島に本社があるにもかかわらず、こんなPOPが誕生してしまった。
「広島県民が愛するご当地フード」
いつから広島のご当地フードになったのだろうか...。
「『金ちゃんヌードル』知っとる?」というタイトルの商品POPには、こう記載されている。広島でも愛されていることには変わりはないだろうが、徳島県民が見たらショックを受けてしまうかもしれない。
この写真はツイッターユーザーのちりげ(@tirige13P)さんが、2020年6月15日に、
「勝手に広島のものにされてて草(徳島の会社)」
と投稿したもの。他のユーザーからは、
「なんで広島やねん」
「え?徳島だった気がwww広島だったんですかこれwww」
「と、徳島県のソウルフードが・・」
といったツッコミが寄せられている。
「誤解を与えた」と撤去
Jタウンネットが19日に話を聞いたところ、投稿者のちりげさんは高校まで徳島製粉の本社近くに住んでいた。現在は広島に住んでおり、POPは山陽道自動車道の八幡パーキングエリアにあるセブン-イレブンで発見した。
しかし、なぜ徳島のメーカーの商品を「広島県民愛するご当地フード」として紹介したのだろうか。
Jタウンネットが19日、セブン-イレブン広報を通して現場にPOPの制作経緯を確認すると、
「これを作った従業員が子供の時からよく食べており、周りの広島の方からも愛されていることで、この表現を使いました。徳島のメーカーだということは思わずに、小さい時から馴染みのあるおいしい商品をもっと売っていきたいという思いから、この形になったようです」
と担当者。販売元の所在地までは意識していなかったようだ。
なお、このPOPは「誤解を含めてお騒がせした」という理由から、19日の時点ですでに外されている。