小田急・秦野駅でヤマビル大量発生 登山客の「お持ち帰り」で繁殖?注意喚起ツイートに反響
吸血されるとどうなる?
Jタウンネットは19日、小田急の広報担当者に詳しい話を聞いた。
秦野駅員に連絡が行ったのは13日22時30分ごろ。駅員2人で現場に向かい、一般人とともに40~50匹ほどのヤマビルの駆除にあたった。
当初は塩での対処を試みたが、対応しきれずガスバーナーを使用。駆除には40分ほどの時間を要した。
担当者によれば「こういった事案はこれまでに確認していない」とのこと。ヤマビルが散乱していた原因については分からないというが、
「すべてのお客様が気持ちよく安全にご利用できるように、ご協力いただきたいです」
としている。
神奈川県の公式サイトによれば、ヤマビルは吸血の際、痛みと血液の凝固を妨げる「ヒルジン」という物質を出すため、痛みはないが傷跡から出血が続くという。
直接命に関わることはないが、ごく稀に傷口から細菌類による感染を起こし、蕁麻疹や発熱などの症状が出ることもあるようだ。
県の公式サイトによると、県内では丹沢山地東部を中心に目撃されている。活動期は4~11月とされているが、気温、湿度、降水量の面から、最も活動に適しているのは6~9月だという。
また、秦野市の公式サイトでは吸血被害防止策として、肌の露出がない服装の着用や、靴と靴下の隙間にヤマビルよけの薬、もしくは濃度20%以上の食塩水をスプレーする方法を紹介している。