ペンギンはなぜよちよち歩き? 水族館に理由を聞くと...
常に「空気イス」状態?
七尾市にあるのとじま水族館には、25羽のマゼランペンギンが生活しています。
人気のペンギンのお散歩タイムでは、ペンギンが水族館内を散歩する様子を見ることができ、可愛らしい様子を見せてくれます。
しかし、なぜよちよち歩きなのでしょうか?
飼育員さんの話によると、ペンギンの足に秘密があるのです。
ペンギンの足はとっても短く見えますが、それは間違いで実はとても長いのです。
水中で生きるペンギンは独特の進化を遂げました。マゼランペンギンは時速20キロで泳げ、水深90メートルまで潜ることができます。
実は、水の抵抗や圧に耐えられるよう、足の骨が体の中に隠れているのです。腹部が水圧でへこまないよう、足の骨を補強代わりにしているということ。足の長さは実に体の3分の1もあります。
人間の体でいえば、常に空気イスをしているような状態です。そのため、よちよち歩きしかできないのです。
(ライター:りえ160)