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同じ「新宿から40分」でも行ける距離はこんなに違う 首都圏アクセスの東西格差を考える

松葉 純一

松葉 純一

2020.06.04 11:00
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「東側だけが新宿アクセスから取り残されている」

きょむ(@kyomu__c)さんのツイートより
きょむ(@kyomu__c)さんのツイートより

この所要時間格差について関心を持ったのは、何がきっかけだったのだろう? きょむさんはこう答えた。

「僕自身が23区の北東部在住ながら新宿や渋谷の方面に行く機会が多かったので、その際の東側の不便さを日頃から感じていました。

山手線西側の副都心から23区東側に行くのと通勤圏の西端付近の郊外に行くのと同じくらいの所要時間を要してしまうことが多く、副都心アクセスにおける東京圏東側とそれ以外の地域の格差を感じていました」

現代の東京では、都市機能において新宿・渋谷・池袋など、西側の副都心が主要な地位を担っている。

東京23区において、西側と東側にははっきりとした格差がある。この地域格差は、西側副都心へのアクセス利便性の差と大きな相関があると言える。

きょむさんは、「現代の東京において、新宿へのアクセス利便性の地域格差は重要であると思い、今回のような図式化をしようと思うに至りました」と語る。

所要時間格差を実際に調べてみて、どんな感想を持ったのだろう?

「元々中央特快で新宿アクセスが便利な西側はさておき、南北方面へも湘南新宿ラインの開業により新宿に直結し、飛躍的に利便性が高まりました。新宿発着及び副都心線直通の私鉄各線にも同じ事が言えます。

しかし東側だけが、(都営新宿線を除き)ほとんどどの路線で新宿へ行くためには乗り換えを要し、都心付近の東西移動でも、通過駅ゼロの山手線や地下鉄各線を利用しなければいけないことが多いです」

きょむさんは、「やはり東側だけが新宿アクセスから取り残されている」と力説する。東側から新宿へのアクセスにおいては、乗り換えの多さのみならず、都心付近の列車の表定速度の遅さも伴って時間ロスが多くなってしまうのが現状だ。

新宿など西側副都心が都市機能の多くを担う現代の東京において、東京圏東部から西側副都心へのアクセスの改善は、今後きわめて重要となってくる、というのが、きょむさんの実感だ。

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