アベノマスク、不要でも捨てないで 入院中の子供達にサイズぴったり...NPOの呼び掛けに反響
アベノマスクがご不要の方へ――。東京・武蔵野市のNPO法人「サラダボウル」は2020年5月18日、ツイッターでこう呼びかけた。
#アベノマスク がご不要の方 #ハートマスクプロジェクト の回収BOXにご寄付下さい??武蔵野日赤病院で小さめサイズのアベノマスクが入院中の子供達にちょうど良いそうです。吉祥寺駅付近に設置された5カ所の回収BOXのアベノマスクは全て武蔵野日赤病院さんに寄付します。 pic.twitter.com/1n26mD6bTA
— NPOサラダボウル (@saladbowl2020) 2020年5月18日
「#アベノマスク がご不要の方 #ハートマスクプロジェクトの回収BOXにご寄付下さい!! 」という呼びかけだ。「小さめサイズのアベノマスクが入院中の子供達にちょうど良いそうです」とも書かれている。
このツイートには、
「近くに住む者です。 アベノマスク...我が家では持て余しておりどうにか有効に役立てたいとちょうど考えていたところでした」
「アベノマスク先日届いてまだ未開封で持っているので、 さっそくポストに寄付したいと思います」
「近場なので寄付させていただきます!!肝心のマスクがまだ届きませんが」
といった声が寄せられ、話題になっている。
投稿にある「ハートマスクプロジェクト」とはいったい何だろう? Jタウンネットは、この呼びかけをしたサラダボウルのメンバーを取材した。
政府が配布する布マスクも募集中
「ハートマスクプロジェクト」のチラシには、こう書かれている。「マスクを必要としている人がいます。マスクが手に入らず困っている人がいます。あなたの想いとマスクを、必要な人につなぎます」
募集するマスクについては、次のように記されている。
・政府が配布する布マスク(未開封・衛生的なもの)
・使い捨てマスク(未開封のもの)
・手づくりマスク(透明の袋に入れてください)
寄付先は、武蔵野市民福祉協議会を通じて、適宜必要とされている施設に寄付される、とのこと。また回収BOX設置場所は、武蔵野商工会館6Fや公園通り「カヤシマ」、吉祥寺ハーモニカ横丁「フルーツの一実屋」などである。
こうした取り組みについて、サラダボウルのメンバーは、
「ツイッターやフェイスブックで告知しましたが、予想以上に反響が大きくて、多くの方々から賛同の声や激励をいただきました。回収BOXの設置場所は、当初の武蔵野市内だけでなく、三鷹市へも広がっております」
5月16日には、サラダボウルの公式アカウントが、次のようなツイートを投稿している。
#ハートマスクプロジェクト
— NPOサラダボウル (@saladbowl2020) 2020年5月16日
ご好意により三鷹市さんでもご協力いただける事になりました。第一号の回収BOXはみたかボランティアセンターさんに??
三鷹市内のBOXのマスクは
出来る限り三鷹市内の必要な方々へ届くよう協議させていただいております。#サラダボウル pic.twitter.com/WwJiDCHq35
回収BOX設置場所は、三鷹市役所1階受付、三鷹市市政窓口など、続々と増えているという。
また冒頭ツイートの「武蔵野日赤病院で小さめサイズのアベノマスクが入院中の子供達にちょうど良いそうです」といったツイートの記述に関して確認すると、サラダボウルのメンバーはこう答えた。
「ツイート内容に間違いはありませんが、ただ医療現場にご負担になるといけないので、武蔵野日赤病院様に直接のご連絡はご遠慮いただきたいと思います。お問い合わせやご郵送いただける際は、『NPOサラダボウル』へお願いいたします」
武蔵野市、三鷹市内の人は、直接回収BOXへ入れていただきたい。マスクを送りたいという人は、「NPOサラダボウル」ツイッター公式アカウントのプロフィールに記載の住所に、送ること(送料は自己負担で)。
募集期間は、現在、5月31日までとなっているが、期間延長も検討されているようだ。最新情報については、ツイッター公式アカウントやフェイスブックでチェックする方が良いだろう。