職員の負担は増えるけど... 大阪府立図書館が「郵送貸し出し」を始めた理由
[ちちんぷいぷい-毎日放送]2020年5月12日の放送では、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、独自のサービスを始めた大阪の図書館を取材していました。
蔵書数285万冊、公立図書館としては日本一を誇る大阪府立図書館。自宅で読書を楽しんでもらおうと始めたのが、郵送での図書貸し出しサービスです。
発送作業で大忙し
郵送サービスを利用できるのは、大阪府立図書館のカードを持っている人のみ。借りられるのは雑誌、辞典を除く書籍です。CD、DVDも貸し出しOKとのこと。直接電話で問い合わせするか、ホームページで検索して予約できます。送料は着払い、返却口か郵送で返却します。
大阪府立中央図書館(東大阪市)と大阪府立中之島図書館(大阪市)あわせて、今までに1300冊、延べ220名に発送してきました。
担当者によると、ほぼ毎日発送作業に追われているとのことで、問い合わせがあってから、約300万冊の蔵書から一冊ずつ探し出すため、かなりの手間となっています。
また、色々なサイズの本を、コストがかからないように、できるだけコンパクトに梱包するのにも時間がかかります。
「つらい日々を過ごしていらっしゃる方もいると思います。こちらも早く利用者さんの元気な様子を見られれば」(担当者)
また、こちらのサービス、コロナ終息後も続けていきたいとのこと。
文化的なものがストップしていることの影響は大きいということで、利用者にとってうれしいサービスですね。
(ライター:まみ)