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食事をおごられるときの「財布を出すフリ」 あれって正しいの?マナー講師に聞いてみた

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2020.05.22 06:00
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正しい「おごられマナー」とは

日本サービスマナー協会認定マナー講師の上田由佳子さんは5月21日、Jタウンネットの調査結果について、

「『おごられることを当たり前に思ってはいけない』と、感じている方が多いということですね」

と答える。

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「出す」派が大多数という結果。形だけでも出すポーズをすることは、マナー的には良いことなのだろうか。

「マナーとしては、おごられることを当たり前と思わない姿勢をお見せすることです。

『財布を出す際は少しでも払います』という心がないと気持ちは伝わらないのではないでしょうか。そして必ずそれらの行動の後にはお礼と感謝の言葉を伝えることが大切です」(上田さん)

たしかに、言葉や表情に気持ちがこもっていないと、財布を出しただけでは、上司に「気持ちがないな」と悟られてしまうかもしれない(もちろん、お金を払う気は鼻からないのだが...)。

財布をどうするかよりも、気持ちやお礼の言葉が大事だというのは分かった。

では、具体的にどんな行動をすればいいのか。財布を出すべきかどうかも含めて、改めてビジネスシーンでの正解はあるのか、上田さんに聞くと...。

「『正解』というのは状況により変わるため、無いと存じます。ただよくあるビジネスシーンでは、『食事をした場所の値段が高い・低い』時というより、『主催者』(誘ったのは誰か)による場合のほうが多いのではないでしょうか。

例えば、上司が誘って部下の立場ならば『今日の会費はいくらでしょうか』などの声かけをすることで、上司を立てることもでき、自分達も気が引けるということがないのではないでしょうか。

また部下から上司を誘った際は、『今日は私がお誘いしたので、割り勘にさせてください』などの一言があれば、結果はどうあれ、上司も自分も嫌な気分にはならないのではないかと感じます」
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