豊田は独立国家、ナガシマは名古屋領... 地元民が作った「愛知の偏見地図」がこちら
訪れた時の感想をもとに制作
のじさんはなぜ、このような地図を作ったのだろうか。Jタウンネットは28日、のじさんに詳しい話を聞いた。
外出自粛で暇になった時間を使って地図を制作したというのじさん。それぞれの地域のイメージはこれまでに訪れた時の感想をもとにしている。
地図への反響については、
「たくさんの共感の声と共に、画像を見た地元の方が僕の知らない情報を教えてくださったので勉強になりました」
と話している。
ここでもう一度地図を見てみよう。
名古屋市内は区で細文化され、名古屋駅や栄が位置する中区・中村区あたりが「都会」、大学が集まる千種~昭和区が「大学」、イケメンゴリラのシャバーニがいることで話題となった東山動物園(千種区)は、そのまま「イケメンゴリラ」だ。
続いて名古屋市より岐阜よりの尾張地方。代表的な都市である一宮市は「結構でかいベッドタウン名古屋から独立したい」、犬山城があることで知られる犬山市は「文化的な街」となっている。野外博物館のリトルワールドでは世界各国の民族文化を紹介、明治村では明治建築を保存展示していることからそのように表現したようだ。
三河地方の海側では、東三河の代表的な都市である豊橋市の中心地が「程よく都会」となっている。
西三河で岡崎市は徳川家康誕生の地であるため「徳川家康」、西尾市は抹茶の産地であることから「お抹茶」となっている。「東海地方の玄関口」は言うまでもなく中部国際空港(セントレア)だ。
投稿主は「偏見」だとしているが、ある意味では地元民が「本音」で見た愛知の姿だとも言えるだろう。実際、筆者は4年ほど名古屋に住んでいたが、この地図によって初めて知ることも多かった。
新型コロナウイルスが落ち着いたら、地図を片手に気になる街を巡るのもいいかもしれない。