結局「トナラー」は何を考えているのか 経験者が告白した「私が他人の隣に行く理由」
スポーツジムなどで、他のマシンが空いているのに隣にくる人。通称「トナラー」。
先日Jタウンネットが「マシンはガラ空きなのに... トレーニングジムに出没する『トナラー』の怖すぎる生態」という記事を配信したところ、多くのユーザーから目撃情報が相次いだ。
「トナラーは普通にいますね。呼吸があがってくると口呼吸が増して口臭が漂ってくるのが最強のトナラーです」(長崎県在住の女性Rさん) 「ホットヨガでスペースが広く空いているのにも関わらず、必ずピッタリ近くにヨガマットを敷いてきます...」(京都府在住の女性Kさん)
2020年3月15日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)では、ダウンタウンの松本人志さんもトナラーに遭遇したことがあると明かしていた。松本さんも「男子トイレだと広いところなら4つ5つ空いているのに意外と横来る人いる」と不思議そうに話した。
トナラーは、何を考えて隣にやってくるのだろうか...。すると読者から、
「私も時々トナラーでした...」
という告白が届いた。今回は、トナラーを自称する読者の事情を紹介する。
「嫌がらせをしたい気持ちはない」
まず紹介するのは、ponta22さんから寄せられた投稿だ。「実は私も時々トナラーになっているのです」と明かす投稿者は、ジムのクロストレーナーを使う時にトナラーになるという。
「私がトラナーとなるのはクロストレーナー使用時です。私が通っているジムにはクロストレーナーが5台あるのですが、そのうちの左から2番目のマシンが空いていれば、隣のマシンを他の人が使用していても、2番目のマシンでトレーニングをしています」
いったいなぜなのか。空いているのなら、スペースを空ければいいものを...。
「その理由は、常に同じマシンでトレーニングをすることにより、その日の調子が把握できるからです。私が通っているジムのクロストレーナーは、標準設定にバラツキがあり、負荷を同じ数値に設定しても実際にペダルにかかる負荷が異なっています。 つまり、お気に入りのマシンがあるからそのマシンを使用しているのであり、その他の他意はありません(隣の人に嫌がらせをしたいとか、好意をもっているというようなことはありません)。 もし、ジムでトラナーに嫌な思いをした場合は、そのトラナーが使用していたマシンの横のマシンを避けてみてください。そうすれば、そのトラナーが横に来ることはなくなるかもしれません」
ジムのマシンに限って言えば、お気に入りのマシンがあるようだ。匿名で投稿を寄せた男性Mさんも「なじみの器台ができるんですよ」と話す。
「ジムに通っているとなじみの器台ができるんですよ。なぜ、なじみの器台ができるのか考えてほしいです。その器台の上にエアコンの吹き出し口があったりして、その器台を選んでしまうのです。となりのおやじが汗を振り乱して気持ち悪いけど夏なんかは、エアコンが恋しいのです。 誰も好き好んで人の隣には、行きたくないんですよ。それなりの理由があります。トナラーも我慢しているのです。我慢しているのは、あなただけではありません。邪魔なら直接言って欲しいです。私は、(隣の人の)咳や汗がひどかったら言ってやりますよ」(括弧内編集部編)
「一言で言えば『癖』だと思います」と経験者は語る
最後に紹介するのは、神奈川県在住のKさん(年齢不詳男性)の投稿。彼もまたトナラー経験者である。1つ分のスペースを開けて利用して欲しいという声に「一言でいえば『癖』だと思います」という。
「トナラー経験者なので投稿させていただきます。 たとえば飲食店に入ったとき、広く(スペースが)空いているから好きな席に座っていると、後から来たグループ客の席が足りなくて(店員から)相席を促されたり席の移動をお願いされたりすることがあり、イライラすることがあります。 ならば、初めから席を詰めて座った方がイライラせずに済むという考えになります。 トレーニングジムやロッカーなら、グループでまとまって利用することは考えにくいのであえて隣を利用する必要はないと思いますが、私もつい癖で隣を利用することがあるので...。トナラーの中には、そういった考えの人もいるのではないでしょうか」
いかがだったろうか。トナラーにも、それなりの事情があるようだ。ただし、もしかするとトナラーはあなたの存在が、そもそも眼中にないのかもしれない。
教えて!あなたの隣にきた「トナラー」
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的なエピソード(どんな「トナラー」なのか、イライラした点など、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。