教室でコスプレ撮影、調理室で鍋も... 何でもアリな奥多摩の「泊まれる学校」が楽しそう
2020.03.11 11:00
宿泊者と交流できる共有スペースも
以前は「奥多摩日本語学校」として開校していた旧古里中学校。2020年1月から泊まれる学校「OKUTAMA+」としてオープン。主にスペースレンタル・宿泊(個人・団体)・企業研修・イベント開催の4つの利用方法がある。
スペースレンタルでは校舎1階、3階にある教室、音楽室、理科室、美術室、また体育館や校庭をCMやコスプレ撮影用に貸し出している。個人は1時間1万円、企業は1万5000円。責任者によれば、今年だけでも某人気ユーチューバーやアイドルグループが既に使用したという。
今のところ一番多い利用方法はこういったCMやYouTube撮影によるスペースレンタルとのことだ。
寝室、シャワー室、調理室など宿泊関係の施設は校舎2階に集中している。
寝室はドミトリータイプとなっており、1人で2段ベッドの上下を借りることができる。そのため、下のベッドを作業場に、上を寝る用にするといった使い方が可能だ。2段ベッドは全部で12台あり、団体客などは最大24人まで宿泊できる。
料金は月火水木が1泊3000円、金土日祝は5000円となっている。
また2階にはコワーキングスペースがあり宿泊者の共有スペースとなっている。責任者はこのスペースについて、
「宿泊者同士の交流を促進するような、一生に一度の出会いの場にしたいという思いでやっているので、共有スペースは多いかもしれないです。そこで仲良くなって、次の日に奥多摩のアクティビティに一緒に行こうかみたいな出会いが生まれており、それがすごくいいと思います」
と話している。まるでゲストハウスのような空間だ。
宿泊者は予約がなければ夜間にスペースレンタルができるほか、プラス1000円で開発ルームを借りることができる。こちらはリモートワークで利用する人が多いという。