飲み終わったら可愛いグラスに! 下戸でも欲しいと話題のカップ酒がこちら
かわいいイラストが描かれていたり、ガラス自体に加工がされていたりするオシャレなカップ酒が増えてきたのはいつごろからだろう。あまりの可愛さに、飲み終わった後も普段使いの食器として使っている、という人も少なくないのではないだろうか。
新潟県の青木酒造(南魚沼市)も、そんなカップ酒を販売している酒蔵のひとつ。中でも、「雪男」という銘柄のカップ酒のデザインが「めちゃくちゃ可愛い」とツイッターで話題になっている。
新潟には「雪男」というめちゃくちゃ可愛いワンカップ酒があり、カップが磨りガラスで飲んだ後使っても二度可愛い、しかも390円とアホほど安いので絶対に買うべき。スキーしてますがこの子普段は荷物運んでます、可愛い......! pic.twitter.com/fw6ukqU3cl
— ツツイ(もち) (@ttwinotwi) February 15, 2020
下の部分がきゅっと細くなった形のカップにプリントされているのは、背中にスキー板を背負い、頭にゴーグルをつけた毛むくじゃらの生き物。右手を前方に伸ばして、「こっちだよ」と案内してくれているような、優しげな雰囲気を醸し出している。

2020年2月16日に投稿されたツツイさんのツイートには、
「かわいい.....ほしいい.....」
「これはちゃめちゃに欲しい(下戸がなんか言ってる)」
「これ!この間ジャケ買いした!飲み干したあとも眺めて楽しんでる」
などの反応が寄せられている。お酒好きは勿論、お酒を飲めない人も思わず欲しくなってしまう可愛さだ。食器として使用していても何の違和感もないだろう。
雪をイメージしたカップに、心優しい雪男
Jタウンネット編集部が27日、青木酒造の広報担当者に取材したところ、「雪男」のパッケージに毛むくじゃらの生き物が描かれるようになったのは11年前からだという。
この生き物は、江戸後期のベストセラーで、越後・魚沼の暮らしを紹介した書籍「北越雪譜」(著・鈴木牧之)に登場する「異獣」。山の中でこの獣に出会った旅人が握り飯を分けてやると、お礼に旅人の荷物を担ぎ、道案内をしてくれたという伝説があるのだそうだ。
スキーやスノーボートのために南魚沼を訪れる人々に、日本酒を身近に感じてもらえるよう、この「異獣」をかわいらしくデフォルメし、「雪男」のキャラクターにしたという。

カップ酒が発売されたのは2013年で、地元出身の小野塚彩那元選手(フリースタイルスキー・ハーフパイプ)を応援するために作られた。
「(小野塚元選手を)応援して、売り上げの一部をオリンピックへの活動資金に、というのをやっていたんですね。
それに伴って作った商品だったので、スキーを背負わせて、蓋が金メダルを取れるように、と金色なんですよ。今でもそれが定着しているという形です」(青木酒造広報担当者)
カップがすりガラスなのは、やはり雪をイメージしてとのことだそう。
現在販売されている「雪男」のパッケージで、スキーを背負っているのはカップ酒だけ。青木酒造の特約酒販店や、通販で購入することができる。