遠足のお弁当「必ずオニギリにしてください」 奈良の幼稚園が注意喚起→その理由が納得すぎた
実際に食べられてしまう人も
まさに奈良ならではのライフハック。天野さんがこれを「ナラ・ライフハック」として2020年2月14日に投稿したところ、18日までに2万件以上のリツイートを獲得している。
Jタウンネットは2月18日、天野さんに詳しい話を聞いた。
天野さんは奈良には現在住んでおらず、今回投稿したのは7年ほど前にあった話。天野さんの子供が通う幼稚園では、春の遠足は奈良公園と決まっていた。話題になった注意書きがされたプリントは子供が通っていた3年間の間、毎年配られていたという。
幼稚園のプリントには「おにぎりにしてください」とだけ書かれており、天野さんがその理由を知ったのは遠足のあと。ゆっくりお弁当を食べる暇もないとは、奈良の遠足サバイバルすぎる...。他県民の中にはこの呼びかけを「大げさすぎる」と思う人もいるかもしれないが、全くそんなことはない。
天野さんは遠足から帰った子供たちから、このような話を聞いたという。
「よそのひとたちはすわって食べようとして、シカにおそわれていた」
つまりおにぎりを持たせるよう呼び掛けた幼稚園側の判断は正しかったということ。奈良県民にとっては公園などでシカに襲われることは想定の範囲内なのだ。
天野さん自身もシカに襲われたことがあるといい、
「奈良に住んでいた時、よく奈良公園へ行って鹿せんべいを上げていたのですが、鹿せんべいを買ったとたんに複数でタックルされたり、鹿せんべいを持った子どもを追いかけまわされたり、散々襲われました!」
と当時を振り返る。
天野さんが「おにぎりにするように」という注意書きを見たのは幼稚園のプリントのみだったが、「シカに紙を食べられないように」というポスターは奈良県内でよく見かけたとのことだ。
ツイッターでは天野さんの投稿に対し、
「確かに、鹿が弁当を奪いに来るのはガチです。私は少年時代、公園でオニギリ弁当を開いたら、集団でやってきた鹿に奪い取られああーーーーーっ!!!」
「奈良県民ですが中学の時に男子がカラスと鹿にお弁当を取られて死守しようとしましたがあえなく全部食べられていました」
「あいつらは食べ物への執着半端ないです!!!確かにおにぎり持って逃げながら食べるくらいでないと危険です」
といった声が寄せられている。ちょっと目を離したすきにお弁当を食べられたり、シカの集団に襲われたりと被害は絶えないようだ。
みなさんも奈良に行くときは十分気を付けて欲しい。