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「デブの方舟」なる総菜パンが発見される 強烈ネーミングはなぜ?店に聞いた

井上 祐亮

井上 祐亮

2020.01.28 11:00
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一体なんなんだこれ...。

突然だが、こちらをご覧いただきたい。

デブの方舟...?(画像は折原(@orihara13)さんから)
デブの方舟...?(画像は折原(@orihara13)さんから)

こちらはツイッターユーザーの折原(@orihara13)さんの投稿した写真だ。「デブの方舟」というインパクトある商品は、材料の内訳を示していない。一応白い包み紙が「方舟」感を表現しているが、POPには「行け!カロリーの大海原へ!」と書かれているだけで、伝わってくるのは圧倒的な「デブ」だけである。

「近所のパン屋さんで心を鷲掴みされました」と呟く折原さんの投稿には、

「名前で吹いた」
「名前に抵抗があるのに手が伸びてしまいそうな...」
「確実に太るだろう確実に美味いだろう」

といった反応が寄せられている。確かに思わず手に取ってしまいそうになるネーミングセンス。Jタウンネットは、このパンを開発した店舗に、売り始めたきっかけを聞いてみた。

「間違いなく全部デブが好きなもの」

2020年1月27日、Jタウンネットの取材に「デブの方舟」を販売するGEM fabrique(千葉県・大網白里市)の高畑めぐみ代表が応じた。JR外房線大網駅から徒歩10分程にあるスーパー「主婦の店大網」内に店を構えていて、焼き立てパンを売りにしているという。

デブの方舟を売り始めたきっかけについて、高畑さんはこう話す。

「元々スーパーでパンを販売していて、平日はおじいちゃんやおばあちゃんのお客さんが多いんです。ですから、最初は健康にこだわったパンを販売していたのですが、スタッフ内から『最近は攻めた(商品開発)のやってないね』といった声が挙がってまいりました。

昼時に、スタッフとカツサンドや焼きそばパンを食べながら、『もっとカロリーが多いパワーアップさせた商品を作れないか』と話し合い、『デブの方舟』が誕生しました」

19年5月頃から販売を始め、1日30個から50個程度売れるという。週末になればファミリー層が訪れ、平日も老人が孫へ購入する場合があると話す。

カロリーを計測したことは無いというものの、たっぷりのマヨネーズ・ピザ・チーズソースがかかっているとのこと。

「パンと茶色。日によって中身は変わりますが、メンチカツサンドや焼きそばパンにホットドッグなど。一つの商品に、ハーフサイズの肉系サンドイッチが3つ入っています!間違いなく全部デブが好きなものだと...」

大畑さんは笑いながら答えた。この度ツイッターで話題になったことは知らなかったという。「名前で吹いた」「食べてみたい」という声に対して、

「大変ありがたいです。皆さん是非、『カロリー』を取ってください!カロリーは焼くと熱に弱いので、安心して召し上がってください」

とジョークも飛ばしていた。

カロリー取りたい人は是非...!税別290円(肉とかけているらしい)だそうだ。

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