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「カフカのヘンタイ」って何? 思わず笑ってしまう「覚え違いタイトル集」制作理由を図書館に聞いた

松葉 純一

松葉 純一

2020.01.25 20:00
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レファレンスサービスの普及が目的

福井県立図書館(Asturio Cantabrioさん撮影、Wikimedia Commonsより)
福井県立図書館(Asturio Cantabrioさん撮影、Wikimedia Commonsより)

Jタウンネット編集部は、2020年1月21日、福井県立図書館に詳しい話を聞いてみた。

覚え違いタイトル集の目的について、担当者は次のように話している。

「OPACというオンライン蔵書目録があるのですが、多くのお客様は検索しても見つからない方が多いのです。そんなとき、ヒントとして活用していただきたいと思ったのが、主な目的です」

また、図書館にはスタッフが利用者の図書探しなどを手助けする「レファレンスサービス」があるが、まだほとんど知られていないとのこと。レファレンスサービスの広報に努めるというのも、覚え違いタイトル集の重要な目的の一つだという。

「福井県立図書館のWebコンテンツを見ていただくためにはそこに『エンターテインメント性』、すなわち『面白さ』が必要だと思います。『覚え違いタイトル集』は、福井県立図書館のエンターテインメントコンテンツであり、図書館を知っていただく、訪れていただくための仕掛けなのです」(福井県立図書館担当者)

覚え違いタイトル集が「面白そうだから」と図書館に行ってみようというきっかけになれば、と担当者は語る。覚え違いはむしろウェルカムのようで「なにかヒントをくだされば探しますよ。探させてください」とのことだった。

担当者は、最後にこう力説した。

「レファレンスサービスというのは、実はどこの図書館でもやっていることなのです。福井県立図書館ではとくに積極的にPRしていますが、他の図書館でも同様に行っています。ぜひ、お近くの図書館のカウンターで本を探すときに、相談してみてください」

なるほど、久しぶりに図書館に行ってみるか。読者の皆様も訪れてみてはどうだろう。

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