イチゴ狩り客に「コレは贅沢食いとは言いません!」 農家の悲痛なメッセージ、その思いを聞いた
イチゴは先だけが甘いわけではない
深作農園のイチゴ狩りは同月18日からスタート。イチゴ狩りのシーズンが重なると何万人もの客が来園するという。
農園の担当者はツイッターで注意喚起した理由について、このように話している。
「19年9月頃に苗をハウスに移動していく段階で、台風から(苗を)守ることが大変でした。去年の出来事を思うと、より一層大事に食べて欲しいと思い投稿しました」
また担当者は、スタッフがゴミ袋に半分以上残されたイチゴを見てショックを受けていたとも明かしている。
深作農園のイチゴ狩りは、時間無制限、食べ放題だ。「ゆっくり美味しく食べて欲しいから」と話す担当者は、
「自由な形をとらせていただく代わりに、大切に食べて欲しい」
と前もって客に説明するという。担当者は残されたイチゴが、先だけ食べられていることに対して、
「本当に一部の人だと思いますが、『先っぽだけ甘い』と思っている人は多いと思います。(中略)ただし農園のイチゴは、もちろん白いものもありますが、(ハウス内の多くのイチゴが)完熟しているため丸々食べることができます」
と、食べ方について改めて案内した。
担当者は、最後に
「せっかく来ていただいているので、できるだけ注意はしたくありません...。事前に案内もしていますので。少しでも理解していただければと思います」
と切なる思いを明かした。