ケンタッキーが神社で行う「チキン供養」 どういう行事なの?広報に聞いた
クリスマスにチキンを食べた人、手を挙げて!(きっとたくさん手が挙がっていることだろう)
クリスマスにチキンを食べる習慣は、どうやら日本だけらしい。欧米では七面鳥を食べるのが一般的と言われている。また国や地域によっては、ガチョウだったり、ローストビーフだったり、実はさまざまだという。
日本でチキンを食べる習慣が定着したきっかけの一つが、ケンタッキー・フライド・チキンのキャンペーンだったという。そのケンタッキー・フライド・チキンの日本法人では、毎年、チキンを供養する感謝祭が行われているそうだ。
Jタウンネット編集部は、その「チキン感謝祭」について取材した。
約2200万羽のチキンに感謝を込めて
取材に答えてくれたのは、日本ケンタッキー・フライド・チキン広報部の担当者だった、
「チキン感謝祭」はいつから始まったのか? をまず聞いた。
「1974年から執り行っています。KFCでは、おいしく安全で健康的なチキンをお客様にご提供するために、たくさんの関係者が日々情熱をもって取り組んでいます。その関係者とともに、鶏への感謝と供養を目的に執り行っています」
「チキン感謝祭」では、どんなことが行われるのだろうか?
「鶏と、それにかかわってくださっているお取引先様への感謝を込めて、今後もKFC事業を支えて下さるよう祈願し、玉串奉奠を行います」
ちなみに1年間のチキンの使用量は、約2200万羽(約2億ピース)だという。
「チキン感謝祭」にはどんな人が参加するのだろう?
「チキン生産・加工、油、粉にかかわるお取引先様に参加していただいており、弊社からは、社長、役員、物流・購買部、商品部、営業部の担当者など、10人程度が参加しています」
「チキン感謝祭」が行われるのは、関東は東伏見稲荷神社、関西は住吉大社だという。
ツイッターでは、この行事に関する関心が高く、「ちゃんと供養してたんだ・・・」「命をいただくというのを忘れちゃダメなんですねぇ。鳥さんいつもありがとう」などと言った声が寄せられている。
「チキン感謝祭」がSNSで話題になっていることについては、こんなコメントがあった。
「このような話題を取り上げていただき、びっくりしています。あまり知られていない、KFCの行事を知っていただく機会になったのではないか、と思います。引き続き、お客様においしい商品をお届けできるように、関係各社の皆様と力を合わせて取り組んでまいりたいと思います」