理解できない隣人の奇行、どう対応すれば? 自己防衛おじさんに解決手段を聞いた【ご近所トラブル大賞2019】
Jタウンネットの人気コーナー「実録!ご近所トラブル」。2019年も読者の皆様から数多くのトラブル体験談が寄せられた。解決への糸口が見つからず頭を抱えている人も多いはずだ。
そこで、今回はJタウンネットのもう一つの人気コーナー「自己防衛おじさん(@tpyclub)」とのコラボ企画を実施する。ご近所トラブルのコーナーで19年によく読まれた上位5記事を編集部でピックアップし、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんに独自の見解を聞いた。
これまで、読者から寄せられた多種多様なお悩みに真摯かつユーモラスに回答してきた自己防衛おじさん。はたして、泥沼のご近所トラブルをどう解決するのか――。
5位は「深夜のインターホン」トラブル
【5位】「深夜、突然のインターホン。恐る恐る出てみたら...隣人の男が『お宅のベランダから自分の家に帰りたい』」(大阪府・40代女性)
2月11日に投稿したこの記事は、突如深夜に鳴ったインターホンをめぐるトラブルだ。
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投稿を寄せたのはZさん(大阪府・40代女性)。身元がきちんと保証されていないと入居できない高級住宅地のマンションに住んでいる。そこに、30代の男性が隣に引っ越してきた。
ある日の深夜、「ピンポーン」とインターホンが鳴った。突然の来客に旦那さんと2人で飛び起き、モニター画面を見ると、見知らぬ真っ黒のパーカーを着た男性が立っていたそう。
「隣に住んでいる者ですが、道で携帯と鍵を無くしまして。ベランダの鍵を開けて家を出てきたので、お宅の家を通らせて頂いてベランダ伝いに自分の家に帰りたいんです」
とその男。もちろん断ると、
「では、携帯を貸してくれませんか?」
と粘る。何とか断って、恐怖を感じたZさんは翌日管理会社に報告した。
半年後、管理会社から連絡があり、結局彼は引っ越しすることになったそう。安心していたところ、Zさん宅のポストにその男性による手書きの詫び状が入っていたという...。
自己防衛おじさんの言葉→「貴重な経験」と捉えては?
常人の感覚では理解できない人がいます。
そのややズレた個性が良い方向へ活かされれば、発明家や表現者として花開くこともありますが、個性と非常識さが化学反応を引き起こしてしまうと、救いようのない人として社会から排斥されてしまうことにもなります。
今回のケースはまさに後者のパターンの可能性も。さらにお住まいの住宅は審査も厳しく、いわゆる変人はいないだろうという安心感もあったはずです。それにもかかわらずの状況ですから、度肝を抜かれたことでしょう。
まさに、審査なんてあてにしちゃダメ。どこにいても、どんなときでも自分の身は自分で守る自己防衛時代の到来を予感させる、社会に一石を投じるような出来事だと思います。
詫び状的な手紙がポストに投函されていたことが、爽やかではないものの、その人なりの謝罪の表現だったのでしょう。
深く考えすぎず、気色の悪い貴重な経験をしたと水に流してあげることが良いかもしれませんね。